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オリジナリティのあるブログやセミナーを作り出す方法


下記に、いくつかのブログ記事を紹介してみます。
いずれもおもしろい記事です。


「身も蓋もない仕事の法則」(ブログ名:分裂勘違い君劇場)
http://d.hatena.ne.jp/fromdusktildawn/20080410/1207806673

「単なるプロフェッショナルを超える、『感動を生む仕事』をする人の13の特徴 」(同)
http://d.hatena.ne.jp/fromdusktildawn/20080420/p1

「圧倒的に生産性の高い人(サイエンティスト)の研究スタイル」(ブログ名:ニューロサイエンスとマーケティングの間)
http://d.hatena.ne.jp/kaz_ataka/20081018/1224287687

「『いいなぁ』という文章に近づくために必要なこと」(ブログ名:GoTheDistance)
http://d.hatena.ne.jp/gothedistance/20090427/1240799233


…まだまだ挙げればキリがないのですが、これらの記事に共通していることは

.曠奪謄鵐肇蝓米睛討優れているため多くのアクセスがある、ホットな記事)であること

そして、その理由に繋がっているのですが、

観察力を持ち、暗黙知を見事に言語化していること

が挙げられます。

もちろん、それぞれの記事で書かれている主張については人によって異論反論があるかも知れません。しかし、それぞれの書き手が経験や観察から得た気づきを、他者にも共有できるよう言葉に落とし込む、そのスキルの高さには目を見張るものがあります。


ブログを書くとき。あるいは、講演や研修・セミナーを行うとき。教科書や本で読んだような話だけをしても心には響きません。もちろん、基礎知識の習得を目的とした研修などでは教科書的な内容を話すこともありますが、それ以外の場合では「その人であることの意味」、言い換えれば「その人ならではのオリジナリティ」が求められていると思います。

たとえば、僕がここで「MECEとは、モレやダブりがないことなんですよ〜」と教えても、まったく意味がありません。当ブログの読者の方の多くは、たとえばMECEにまつわる個人的なエピソードとか、習得のためのノウハウとか、ペパチェならではのコンテンツを求めて来ているのだと思います。


で、そういったオリジナリティを出していくために採りうる方法の1つとして、「暗黙知の言語化」があると思うのです。

受験勉強や仕事で得てきたノウハウを言語化して読者の方に伝える。自分としてもそういうチャレンジを幾度となく繰り返してきました。その体験から言えることですが、自分自身の体験や気づきから紡ぎ出したノウハウには、ほぼ間違いなくオリジナリティが伴います。暗黙知の言語化はとても難しいため、それに取り組もうとする人が圧倒的に少ないからです。


さて、上記のホッテントリをお読みになると、「あるある〜」とか「それ、わかる〜」とか「そう、そうなんだよ、自分が言いたかったのは!」といった感想を1つや2つはお持ちになったのではないかと思います。

言語化された暗黙知は、優れたものほどそういう反応を得るものだと、僕は思っています。

多くの人がなんとなく感じていて、だけどその誰もが上手く言葉に表現できなかったことを、あるとき誰かが言葉に落とし込む。それがまさに暗黙知の言語化であり、「あるあるー!」「わかるー!」「それが言いたかった!」という共感を引き出すのだと思います(実は例外的なケースもありますが、ややこしくなるのでここでは省きます)


「あるある」と言えば、お笑い芸人は「あるある」を抽出するのが上手いですよね。学ぶべきところがあるかも知れません。

日常を観察し、多くの人が「あるあるー」と感じるシーンを切り取って笑いのネタにし、共感を呼ぶのがお笑い芸人。仕事のプロセスを観察し、多くの人が「あるあるー」と感じるシーンを切り取って研修のネタにし、共感を呼んだうえで、その仕事をより上手くやるためのノウハウを提供するのが講師やコンサルタント。そういう共通点があると思います。


チーム「Think! Think! Think!」の次回のテーマは「笑いをとるためのメソッドを作る」です(「笑いの大学」と名付けています)。言語化するのが難しい、「人を笑わせるためのノウハウ」の研究を通じて「暗黙知を言語化するスキル」を学びます。

上述の内容でおわかり頂けるとおり、このスキルを身に着ければ、講演やセミナー、執筆において自分と他者を差別化するコンテンツを作る、強力な武器となるはずです。

メンバーの皆様には、「それ、あるあるー!」的な反応を呼び起こす研究成果のプレゼンを、期待しております( ̄ー ̄)

知らないフリをするということ


ある会合で「優れた文章をどう書くか」というテーマになった。

ある文章のプロの方は「とにかくインプット。多くの情報のシャワーを浴びるべし」と言った。一方で、別のプロの方は「あまり周囲の情報に流されず、自分の内面から湧き出てくるものを大切にすべし」と言っていた。

さて、両極端なアドバイスが出たけれど、果たしてどちらが正しいのだろうか?

その会合では「それぞれに相応しいほうを選べばよいのではないか」という結論になった。たしかに、多くのインプットを基にアウトプットを生み出すことが性に合っている人もいれば、あまり外部情報に流されないほうがいいという人もいると思う。

だけれども僕は、人によるというよりは、多くの人は結局どちらも必要なんじゃないかと思う。

情報収集が足りなければ、多面的な意見を踏まえた文章を書くことはできず、独りよがりで薄いものになってしまう。かといって、集めた情報だけに頼っていては、いわゆる「コピペ(の寄せ集めの)文章」にしかならず、自分の言葉を持ったものにならない。

望ましいのは「情報収集したうえで、それらを捨てる」ことだと思う。


「ゼロベース思考」というコンセプトを研究していく中で「アンラーン(学習棄却:学んだことを捨てること)」という言葉を知った。いったん学んだものを捨てる、とはいったいどういう感覚なのだろう。目に見えるモノを捨てるのは簡単だけれども、目に見えない情報を捨てることなど、果たしてできるものなんだろうか。

そんなふうにいろいろと考えていたのだけれど、これは「知らないフリをする」という感覚に近いことではないかと個人的には思っている。


コンサルタントならば「4P」や「3C」を知っているのは当然だけれども、ときにはそういった既存の知識が役に立たない(立ちにくい)場面も出てくる。そうしたとき、あくまでそれらに固執するのではなく、「知らないフリ」をして、そこから再構築する。

仮に自分が「4P」を知らなかったとして、そのうえでマーケティングを分類するフレームワークを作らなければならないとしたら、どんなふうになるだろうか。そうやって考える。結果的に同じものや似たものになるかも知れないけれど、とにかくゼロから自分なりに考えること自体が肝心。


知らないフリをするというのは、とても難しい。どうしても頭の中の知識に引っ張られる。「知識を仕入れること」や「知識を使いこなすこと」はできても、「仕入れた知識を知らないフリして、(それでいて活用できる部分は活用しつつ)、新しい知を再構築する」ことができる人はなかなかいない。

特に日本は「知識偏重」の教育だったためか、知識を仕入れることは前向きにやれても、捨てるということには無意識に抵抗があるのではないかと思う。


だけど、それができる人こそが本当にデキる人なのだと思う。そういう人は、既存の知識が役に立たなくなるような環境変化が起こっても、柔軟に新しい知を構築して、対応していける。


だから、最近は「いかに、知らないフリをするか」が自分のテーマになっている。「知らないフリをするスキル」の向上が自分の課題となっている。

どうやったらそれができるようになるのかは暗中模索だけれど、たとえば上記のように「もし4Pがなかったら?」と考えてみたり、たとえば受験で学んだ販売管理の知識を、自分は知らないものとして小売店舗を観察してみたり、ブログを書いた後で何も知らない読者のフリをして読んで問題点を探してみたり。そういう取り組みをけっこう真剣にやっていたりするのです。



今回はかなり抽象度の高い内容ですんません。自分でもまとまりきっていないのは承知の上なので、なんとなく分かっていただければいいやと思います。

制約があるから創造が生まれる


とある企業様にて講演をしてきた。

講演先は某メーカーの支社。そこにお勤めの営業担当者約30名に対し「ロジカルシンキング」の基礎を語った。

ロジカルシンキングというのはとても幅広く深いテーマであり、通常はとても短時間で語れるものではない。僕の前職などでも1日がかりで研修を行っているし、あちこちで開かれているセミナーでは2日間コースというのも珍しくはない。

1月に開催した実務補習対策セミナーや先日の研究会ではそれを3時間に圧縮して提供した。3時間にまとめるまでには相当の試行錯誤があった。けれど今回、さらにそれを「90分で」というリクエストがあった。


いや、無茶でしょ。…と最初は思ったけれど、やらせていただくことにした。なぜかというと、クリエイティビティというものはいつもそうやって生まれてくるものだと思っているから。


以前読んだ本に書いてあったのだけど、ソニーではウォークマンを作るとき、最初に本体のサイズを決めてから中の設計を行っていったそうだ。「部品を組み合わせたらこれだけの大きさになりました」というのではなく、まずサイズありきで、そこから工夫の余地を見出していくという発想。そうやって「世界最小サイズ」の記録は更新されていったのだとか。

また、20年以上前、ファミコンの「ドラゴンクエスト」が生まれた時の話。ファミコンの性能では音を同時に3つしか出すことが出来なかった。オーケストラのような厚い音を出すことは夢のまた夢だった。しかし、作曲者のすぎやまこういち氏によると、そんな制約があったからこそ、かえってさまざまな表現の工夫が生みだされていったという。

そんなふうに「制約」は新たな知恵を生み出すものだと思っている。


当日朝まで改良を重ね、なんとか90分バージョンのロジカルシンキング研修は完成した。

改善点もまだまだあるとは思うけれど、90分に収める過程の中でいくつかの閃きがあったこともまた確かだった。よりコンパクトに、よりインパクトに。短い言葉で本質を突くためのメッセージをクリスタライズしたり、より簡潔でかつ分かりやすく説明するための知恵を、いくつか編み出していくことができたと思う。


よく言われることだけれど、「制約」は可能性の幅を狭めるものでは、必ずしもない。制約があるからこそユニークな創造が生まれることもある。

逆に、真っ白なキャンバスをいきなり渡されて「なにか書いて」と言われても迷ってしまうのと同じで、過度な自由さはかえって創造の幅を狭めてしまうことすらある、と思うのだ。



「仮説思考」ではないもの


こんばんは、クリス岡崎です(爆)。
(↑分かる人だけ笑ってください)

本日2本目のブログです(爆)。
(↑しつこいようですが、分かる人だけ笑ってください)

◆ ◆ ◆ ◆ ◆ 


今日は「仮説思考」について一筆添えてみたいと思います。


「仮説」というのは「現時点で最も正解に近いと思われる答え」(内田和成「仮説思考」より)のことなのですが、今回は「仮説思考ではないもの」について考えてみます。

すなわち、「Not A」を理解することで「A」の理解を深めようとする試みです。


「仮説思考ではないもの」には2つの段階があると、個人的には思っています。


【〜択肢を絞っていないもの(総当たり状態になっているもの)】
 ⇒仮説思考では、上述の通り「最も正解に近い答え」を特定する必要があります。ということはその反対は「すべての選択肢にあたること」です。これは、たとえるなら温泉や油田を探し当てるためにすべての地面を掘るようなものであり、非常に非効率となります。通常、コンサルティングの仕事は時間の制約の中で進めなければならないので、闇雲にすべての可能性を検証しようとするのはそもそも無理があります。


【∩択肢を絞っているが、その根拠がないもの(思いつきのもの)】
 ⇒せっかく仮説を掲げても、それを導き出した根拠がなければ、それはただの「思いつき」です。温泉を掘るのに「ここだ!」とヤマカンで堀り進めることはあり得ず、基本的にはなんらかの調査に基づいて、最も可能性の高いところから掘り進めるはずです。ビジネスの現場を見ていると、思いつきのアイディアを「仮説」呼ばわりしているケースがけっこう見受けられます。


選択肢を絞り、それに「なぜその選択肢なのか」の根拠が伴っていて初めて「仮説」と呼ぶことができ、最終的に最短時間で温泉を掘り当てることができるのだと思います。まあ、そもそも上記の´△蓮峅樟盪弭諭廾柄阿法峪弭諭廚垢蕕靴討い覆い錣韻覆里任垢…。

参考までに、今度某企業様にて「ロジカルシンキング」をテーマとした講演をすることになったので、そこで話すことを考えながらチャート化してみたパワポを貼っておきます。ご参考になれば幸いです。ハピ!



真珠はゴミから生まれる


ちょっと昔の話だけれど、ノーベル賞を受賞した田中耕一さん。その受賞につながった研究は、普通は混ぜることのありえない薬品を「間違って」混ぜてしまったことがきっかけで生まれたのだそうだ。

逆に言えば、もし「絶対にそのようなミスが生まれない環境」だったらノーベル賞受賞はなかったかも知れないということになる。そう考えると、あえてミスをする余地は残しておいた方が、かえって新しい発見をもたらすことがあるのかも知れないと思う。


僕の例。僕はパソコンのタイピングは平均的な人よりも速い方だと思うけれど、打ち間違いは多い。つい勢い余って隣のキーを押してしまい、Backspaceキーやアンドゥ機能に頼ることが結構ある。

タイピング練習ソフトなどできちんとトレーニングすれば、この打ち間違いを減らし、入力スピードをもっと上げることもできると思う。だけど、あえて僕はそうしていない。なぜかというと、これまでに何度も、打ち間違いをすることでパソコンの新しい機能を発見したことがあったからだ。

たとえば数字の「9」を押そうとして、間違えて1つ上の「F10」キーを押してしまう。そうすると入力した文字が半角英数に変換される。一瞬、何が起こったのかと驚くけれど、やがてF10キーにはそういう変換機能があるんだなということを気づく。

今でもExcelやパワーポイントで「えぇ、そんな機能あったのか!」と新鮮な驚きを得ることがある。そして、そうやってスキルが上がっていく(もちろん、ちゃんと解説書などを読んで機能を調べたりもしていますが…)。


診断士の受験勉強をしていたときにも、そういうことはあった。拙著「受験生最後の日」にも書いたように、事例演習では僕は蛍光ペンはピンク色1色しか使わなかったのだけれど、もともとは周囲の人に倣って3〜4色使っていた。けれど、ある日蛍光ペンを忘れてしまい、しかたなく鉛筆だけで演習に臨んだ。それで「あ、4色使わないほうが自分には向いている」ということに気づいたのだった。

もしあのとき蛍光ペンを持ってくるのを忘れなかったら、自分のスタイルが身につくのはもうちょっと遅れていたかも知れない。


真珠貝は、体内に入ってきた小さなゴミにコーティングを行うことで真珠を作り出す。無菌状態からは決して真珠は生まれない。


もちろん、会社に致命的な打撃を与えるミスとか、人命にかかわるミスは絶対に避けなければならないけれど、新しい発見につながるような「正しいミス」であれば、それを許容する環境があったほうがよいのではないかと思っている。


以前にも何度か「ゼロベース思考」という話を書いてきたけれど、これをパーフェクトに発揮することは誰にもできないと思う。常に人は、たくさんの常識や思い込みに囚われており、それを意識して減らすことはできても完全にゼロにすることはできないと思う。

だから、個人の意識面だけでなく、作業環境の面からもゼロベースなアイディアが生まれるような取り組みをしておくことも必要なのではないかと思う。

底の浅い人間だと思われないための処方箋


「あなたは『自分の言葉』を持っている。」


10年以上前、当時の彼女に言われた言葉だった。だけど、今にして思えば斜に構えていただけだったと思う。理由なき反抗、根拠なき反骨。周りとはちょっと変わったことを言ってやろうという、単なる若気の至りだったように思う。

だけど、それが原体験となって、それ以来自分の中心にはいつも「自分の言葉」というキーワードがあった。日常会話やこのブログにおいてもこのこのキーワードはけっこう使っているけど、18才当時の自分のような紛い物ではなく、本当の意味で「自分の言葉を持っている」とはどういうことなのかということを常々考え続けている。

また、先日、NANAさんとメールをしていてやはり「自分の言葉」というキーワードが出てきた。また、ある方の日記にも、そういうテーマの話があった。だから、最近はそのことをなおさら深く考えている。


「自分の言葉を持っている」とはどういうことなのか、説明するのは難しいけれど、だいたいこのようなことかなと思う。


・世の中の事象に対して自分の「視点」「考え」「意見」を持っている

・世の中のキーワードに対して自分の「定義」を持ち自分の「辞書」を持っている
(例:「自分にとって『仕事』とはなにか?」)

・仕事など、なにかを創造することにおいて自分の「スタイル」(=自分にとって慣れた勝ちパターン)を持っている

・人生や世の中のあり方について自分の「ビジョン」(=どう変えていきたいかという志)を持っている

・自分の生き方について「こだわり」「人生観」を持っている

・自分なりの「強み」と、それを持って生き抜く「戦略」を持っている

・自分なりの「価値観」(人生において何を大切にするかの優先順位)を持っている

・かかわった他人がプラスの影響を受ける、自分の「世界」を持っている

・しかも、それらがブレず、あらゆる場面で一貫性を保っている。


中には重複するものもあると思うけれど、ざっと挙げてみた。これらの全部、とは言わないまでもいくつかを【具体的に】(←ここ重要)満たしている人を「自分の言葉を持っている人」と表現するのだと思う。


幸せなことに、僕の身の回りにはそういう方が多い。彼らが上記のような「言葉」をきちんと持っているから(そして、気持ちよく語り合える高いコミュニケーション能力を持っているから)こそ、終電間際まで5,6時間ぶっ続けで語り合い、密度の高い時間を過ごせる(もちろんバカ話も多いけど)。


人が人を「底の浅い人間だ」と感じるとき、おそらくそれはその人が「自分の言葉」を持っていないからだと思う。もし自分が底の浅い人間だと見られたくなければ、喫緊に「自分の言葉」を積み上げていく必要がある。


若い人は別としても、それなりに人生を歩んでいれば、経験や思考に基づいた自分の言葉が語れそうなものだけれど、どういうわけかそれができずに「他人の言葉」で語ることを繰り返す人がいる。

確かに、稚拙な自分の言葉よりは、優れた他人の言葉のほうが価値があるかも知れない。けれど、それはいつまでも補助輪付きの自転車に乗り続けるのに似て、いつまで経っても自立ができない。

というか、そうしているうちに「他人の言葉を自分の言葉として錯覚する病」に陥ってしまう危険すらあると思う。他人の言葉を上から目線で語るような人間には、誰もついていかない。

何かを習得する上で、最初のうちは「模倣」はとても大切だと思う。「学ぶ」とは「真似ぶ」ことだと言われたりする。だけど、基本的に日本人はオリジナリティを重視し、「それを最初に創造した人」に敬意を払う。韓国や中国の人は法律があっても平気でパクるけれど、日本人はパクリに対する道徳的な抵抗心が強い。裏を返せば、他人の褌で相撲を取るような人には厳しい。


…といいつつも、自分の言葉を持つ方法というのは自分でもよく分かっておらず、だからこそ苦労しているワケなんですが…。2、3思うところを。


 屮薀な方に逃げない」:まず、他人の言葉だけで語ることはラクをしていることだ、リスクから逃げていることだと認識し、それを恥と感じること。他人の言葉を使いたくなってもガマンする。引用するなら、それに対する自分の意見を、引用した量の倍は書く(引用しておいて「素晴らしい言葉ですね」くらいのことしか書かないのはダメ)。

◆峭佑抜く」:大前研一氏は「1時間本を読んだら、その内容について3時間考えろ」と言った。それ以来、僕は3時間は無理にしても、平均1時間くらいは考えるようにしている。内容に疑問や反論はないか。自分が同じテーマで本を書くとしたらどういうところに着眼するか、どういう具体例を使うか、どういうアプローチで構成するか…など、考えてみる。そういうプロセスを通して、得た知識の自分の頭の中での粘度が高まっていく。

自分の考えが浮かばないようなら、アマゾンのレビューやブログの書評などを一通り読んでみて、他の読者がどういう考えを持ったかを学んでみる。ベストセラー本を買って読んで、そのレビューを100件とか読んでみれば、同じ本でも多くの視点や解釈、意見があることに気づかされると思う。そうやって「自分なりの考え」の持ち方を身に着けていく。

「本音のフィードバックを聞き出す仕組みを持つ」:他人の言葉で語り続ける人には「それ、お前の言葉じゃないよね」と誰かが言ってあげるのが理想…なんだけれど、そもそも自分の言葉を語らない人に、本音をぶつけてくれるような優しい人はなかなかいない。だから、とにかくネット上でもリアル上でもよいので、本音を言ってくれる人を自分から積極的に見つける。


こんな感じでしょうか。より多くの人が「自分の言葉」で語れる世の中は、ユニークな情報が流通するとても楽しい世の中であるに違いないと思います。そんな世の中の実現を願って止みません。

自分にとってとても大切なキーワードの1つであるゆえ、非常に長文になってしまいました。明日から3日くらいネットがつながりにくいかも知れないので、その間にごゆっくりとお読みいただければ幸いです。

フレームワークは作れるようになろう vol.3


前回のフレームワークの話以降、だいぶ違うテーマの話を書いてきてしまいましたが、【これ以上、浮気をするのは止め】にして、久々に続きをやりたいと思います。


今回は、作り方の話からはちょっと脱線します。

「ピザ屋を呼んだらそのまま帰すな」という本がある。

ピザ屋を呼んだら、そのまま帰すな! ~ラクして成果を出す、万能「仕事力」の高め方

この言葉の意味については、後日改めて紹介するので少々お待ちいただくか、本を買って読んでみてください。「Leaning Organization(学習する組織)」について分かりやすく勉強したい方にはオススメです。


で、この本の中には「机は片付けるな」という言葉も出てくる。

複数の玩具をバラバラに並べておくと、子供は自由な発想でそれらを組み合わせる。ガンダムとリカちゃんとピカチュウを戦わせるとか、そういうことを平気でやる。

だけど、大人がそこで「ダメよ、ちゃんと片付けなきゃ」と整理してしまうと(「ロボット」「お人形」「ポケモン」などのように)、整理された範囲内での想像しかできなくなり、柔軟性が失われてしまうという。


中小企業が成長して事業部別組織になると「縦割り意識」というデメリットが芽生えてくるのに似て、複数の要素を分類すると、ヨコのつながりが取りにくくなってしまう。フレームワーク思考はとても効果的な技術だけれども、1つ気をつけなければならないとしたら、そこだと思う。

全体を漏れなくダブりなく抑えるとか、そこからなんらかのメッセージを導き出すといったあたりの「目的」が明確になっていればフレームワークは活きてくる。だけど、カオスから新たな閃きが生まれてくることもよくある話で、あえて分類・整理しないでおいた方がよい場合もあると思う。


たとえば、ある商品について顧客30人分の声を4つのPに整理してみました!…という資料があったとする。これはキレイに整理したこと自体は価値があるのだけれど、「商品」「価格」などと分類された各要素は、分類をまたがった考察がされにくくなる。価格についてのある意見と、販路についてのある意見とを結びつけて得られる気づきだってありうると思う。


以前紹介した「嶋浩一郎のアイデアのつくり方」という本にも同様のことが書いてあった。

これらの本のように異口同音に「情報を分類することの危険性」「カオスから生み出される閃きの大切さ」を指摘する意見を時々みかける。

自分も、かけ離れた要素を(強引に)結びつけて閃きを得ることは多いので、強く同意できる。

嶋浩一郎のアイデアのつくり方 (ディスカヴァー携書 3)


過去2回、フレームワークについてお話をしていますが、今回はその留意点について述べてみました。フレームワークの意義や本質を理解し、そのよさを活かしつつ、一方でなんでもかんでもフレームワークに当てはめようとするのではなく、使いどころを的確に見分けられるのが理想であるかと思います。


言われなくても、机は片付けない。単に面倒くさがり屋のペパがお届けいたしました。

逆に考えるんだ。


小売りの販促について書かれたある本に「カロリーメイト(チョコ味)」の事例があった。

それはカロリーメイトを「チョコ味の栄養食品」として売るのではなくて「ヘルシーなチョコ」として売る、というものだった。

したがって、陳列する場所も栄養食品売り場ではなくてお菓子売り場になる。「SOYJOY(同じメーカーだけど)」や「毎日果実」ではなくて、明治や森永のチョコレートに囲まれた中で「ヘルシーなチョコ」としてPOPをつけてアピールする。それが「チョコを食べたいけどカロリーが…」という女性客の反応を呼ぶ。

カロリーメイト ブロック チョコレート味 4本入り(80g) (20入り)


逆転の発想、なるほど〜。と思った。

以前「コペルニクス」と書いたけれど、「逆に考える」発想というのはとても大切だと思う。上記の例のようにときに斬新で効果的なアイディアをもたらすことがある。


逆に考えるんだ。

これを読んで「ジョジョの奇妙な冒険」が浮かんだ人は相当のジョジョファンとみた(マンガネタですみません)




先日の埼玉飲み会で、2次会のためにB駅に向かうとき、なぜか某氏が1つ前のA駅でさっさと降りていってしまいました。

「あれ、降りてっちゃったよ…」と( ゚д゚)ポカーンとする我々5名。

しかし某氏にとっては、我々5人の方が「降りるべきA駅で降りなかった」と映ったようです。

熱血さん、逆だ、逆に考えるんだ。

「自分の方が1つ前の駅で降りてしまった」んだ(笑)!

(まあ、それでも自分以外の5人が降りなければさすがにおかしいと思うはずなのだけど、そうは考えられないのが酒の怖さデスねw)


そういえば、昔一世を風靡した「ビックリマンチョコ」は、シール集めがブームになったがゆえに「シール付きのチョコ」というよりも「シールを買うとついでにチョコもついてくる」ような存在と化してましたっけ。こういうところに案外、企業のドメインとか商品価値のユニークな定義を行うヒントがあるようにも思います。



最近、自分の携帯電話が、携帯電話というよりもむしろ「通話とメールも(一応)できる時計」と化しているペパぽんでした。

頭の回転を速める4つのトレーニング


今日は5Kmを27分ジャストぉ。いつもは28分以上かかるのだけど、ライバルがいるのでムリしちまった。最後の方なんかもう全力疾走だった。orz ウエェ


ネットサーフィンをしていて、たまたまこんなのを(2ちゃんねるで)見つけたので紹介してみる。

ちなみに、出典を探したりしているもののよく分からず、効果の程は定かではない。だけど、自分の経験的にはなんとなく納得がいく。

以下、色の付いた部分は私の雑感です。


【頭の回転を速めるトレーニング 】

1、連想流暢性テスト
・与えられた単語と同じ意味の言葉を時間内に多く捜す。
 例)「上に(さ)のつく魚をあげる」などの問題。

⇒「ある条件に合致する知識を記憶の中から掘り出してくる」、検索エンジンみたいな能力でしょうか。個人的には、これが高い人は仕事とかで話をしていて具体例なんかを引っ張り出してくるのが上手い&早いと思う。抽象論を話していて、「たとえばこういうことだよね〜」などとスッと例が出てくるような「例示力」の高い人はうらやましい。


2、表現流暢性テスト
・あいうえお作文

⇒これを見て、某所で「あいうえお作文で自己紹介〜!」というアイスブレイクをやってみたことがあります。作る人によっていろんなアプローチがあってなかなか盛り上がったので、研修等をされている方にはオススメかも。それにしても、これが上手くできる人のクリエイティビティって、なんでしょうね〜。これも連想流暢性と似て、引き出しの多さと脳内検索力とみたいなものを指して「閃き」と呼んでいるのでしょうか。


3、結果づけテスト
・仮定にもとづいて結果を推測する。
 例)「夜がなくなったらどうなるか?」
   「地球の引力がなくなったら?」

⇒いわゆる「風が吹けば桶屋が儲かる」的に、So What, So Whatで仮説を考えていく。少子高齢化は中長期的にどんな状況を引き起こすのか、地デジの登場は世の中をどう変えていくのか…と、先を読んでプロアクティブにビジネスを作っていくための「先見力」が高められると思う。


4、題名づけテスト
・「シンデレラ」に別のタイトルをつける。
・絵や写真にタイトルをつける。

⇒後者は広告代理店の入社試験なんかでよく出されている(たしか)。「1人ごっつ」を思い出す方もいらっしゃるかも。観察力(1つの事象について多面的に観る力)みたいなものが身につくかな?




たしかにこれらを1日1セット365日続けたら相当頭の回転の速い人間になれるかも。よろしかったら、試してみてください。トレーニングを継続して「知の衰退から脱出」と行きましょ〜う。

ちなみに私は「企業診断」来月号から、思考力を高めるトレーニングを紹介するコラムを連載していく予定ですので、そちらもよろしくです。


フレームワークは作れるようになろう vol.2


さて、前回の続き。

前回は「フレームワークを自分で作れるようになったら上級!」というお話でした。今回は、そのフレームワークの「作り方」について一席打たせていただきたいと思います。

ペパチェ著「年収が10倍アップする! ビジネス脳を劇的に鍛える最強フレームワークの法則100」(民明書房・刊)を紐解いていきましょう(笑)。


もちろん100個もあるわけありませんが、Tipsを5つほど。


FWとは、要は「十把一絡げに考えない」ということ。
FWは、50年残る「名作」を作る必要はない。
FWは、厳密にMECEである必要はない。
FWを作る方法その1「トップダウン」
FWを作る方法その2「ボトムアップ」

今回は,鉢△鮴睫世靴泙后


【FWとは、要は「十把一絡げに考えない」ということ】

「4P」がマーケティングを4つに分けているように、フレームワークとは「大きなカタマリを分解する」ということ。そのままではツカミドコロがないものを、複数の要素に分解して、何らかのメッセージを見つけるということであります。

たとえば、前回の「フレームワーク思考の3段階」も同様。もし「あなた、フレームワーク力ありますか?」と聞かれても、ほとんどの方はあるともないとも答えにくいと思う。だけど、このように「初級/中級/上級」と示されて「このうちどれですか?」と聞かれれば、自分の現在位置は答えやすい。


(再掲)


ちなみに、僕は「人脈3段階論」というものを作ったことがあります。「人脈」という概念を十把一絡げに考えることに以前から疑問を持っていたので、ある基準で3つに分けてみたのです。

どういうふうに分けたか、また、それがどういうメッセージを持っているかをもし知りたければ、ペパセミを受けに来てください( ̄ー ̄)。 …まあ、そんなにスゴイものではありませんけれど。

とにかく「十把一絡げに考えない」「分解する」ということが大事。

「分ける」から「分かる」のであります。


【FWは、50年残る「名作」を作る必要はない】

「FWは作れるようになるべし」と言っているけれど、なにも3Cや4Pのように歴史に残る名作を作ろうと言っているわけではありません。

もちろん4Pみたいに50年残る名作が作れたら素晴らしいことだし、経営学の教科書に名前が残るようなフレームワークを作るのもまた一興ですが、我々は経営学者でもないし、いきなりそういう名作を目指すのはハードルが高いかと思います。

最初は「DRINK」とか(上記の)「フレームワーク思考の3段階」とか「人脈の3段階」みたいに、ごく限定的な、とりあえず目先の情報が整理できるようなものが作れればOKかと思います。


次回に続く。

前回「前編」としたけれど、この勢いだと4〜5回は続きそうなので、前回を「vol.1」、今回を「vol.2」と改めさせていただきますね(無計画なのがバレバレ)


(補足)前回読んでなかった、勝間和代氏「7つのフレームワーク力」を立ち読みしてみた。フレームワークが20個くらい紹介されているけれども、本書はそもそもフレームワークをベースにした、もうちょっと幅広いビジネススキルについて言及しております。フレームワークを活かすセンスが身につきそうな感はあるので、初級後半〜中級者向けかな〜と感じますた。


参考「社会人なら押さえておきたいフレームワーク思考 」
http://blog.livedoor.jp/ld_directors/archives/51131574.html
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