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正しい選択肢を選ぶことはできない


本番直前ということで、2次試験受験生の方に贈る言葉を。

以前ある方から教わった言葉で

「You can't make a right choice, but you can make your choice right.」

というのがあります。「我々は正しい選択肢を選ぶことはできない。しかし、選んだ選択肢を正しいものにすることはできる」という意味です(たぶん)


1次試験のときは、選択肢を選んだ瞬間に正解不正解が決まっていたわけですが、2次試験は「ふぞろいな合格答案」という言葉に象徴されるように、唯一の正解というものがありません。

「託児所」と書いたから正解だとか「パソコン教室」と書いたから不正解というふうに決まるわけではなく。「新規事業は成功すると思う」を選んだから正解だとか「失敗すると思う」を選んだから不正解というふうに決まるわけではなく。よく言われていることですが、選択肢に関係なく自分なりの根拠を的確に示せた人が、得点をしています。

テレビゲームのように、ボタンを押したらその瞬間に○か×かが決まるようにプログラムされているのとは、だいぶ感覚が違います。「こっちの選択肢で正しいのかな…」ではなく「自分で選んだ選択肢を、自分で正解に変えてやるのだ」という心意気で臨んでいただくことが大切かと思います。


また、「You can't make …」の言葉は、2次試験以外の場面でも心に留めておくべき言葉だと思います。

たとえば転職するとき。A社にするべきか、B社にするべきか、あるいは元の会社に残るか。たとえば結婚するとき。Aさんにするか、Bさんにするか、あるいは結婚そのものをしないか。まあ「どうみても正解(不正解)」な選択肢もあることはありますが…多くの場合、選択肢を選んだ瞬間にデジタルに結果が判明していて「あとは神のみぞ知る」というものではなく、その後のプロセスを通して自ら主体的に「正解」を作り上げていくものだと思います。


以前、診断士試験に合格できず撤退した方のブログで、遠回しに「この数年間は無意味だった」みたいな意味のことを書いているのを見たことがあります。合格したから「診断士受験」という選択は正しかっただとか、合格できなかったから正しくなかったと評価するのはとてもMOTTAINAIことだと思います。(特に、診断士合格を「手段」ではなくて「目的」と捉えてしまっている人に、この傾向は見受けられます)

数年かけて結局受験は撤退 or 休止してしまったけれど、その中で身につけたものをキャリアアップに活かしている人もいるし、逆に合格したものの「結局なんだったのだろう」と悩んでしまっている人もいます。そういうねじれ現象を見るたびに、結果だけを見て評価せずに、プロセスの中で意味を見出していくことの重要性をひしひしと感じてしまうのです。


この1年間、診断士試験の勉強にどのような「意味」を見出したでしょうか。

あと4日。受験生の皆様のご健闘を祈念しています。


【2次初学者向け】過去の自分の「気づき」より(再掲)2009


2次試験を受ける方のアクセスが増えてくるころなので、2次試験のノウハウについて一昨年書いたエントリーを再々掲。ご参考になれば幸いです。

興味を持たれた方はブログ右側の「CATEGORIES」から2次試験関連のカテゴリーをいろいろとご覧になってみてください(まだカテゴリーを整理しきれていませんが)。


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これから2次試験に挑戦される初学者の方のために、昔書いたエントリーから参考になりそうなものを選んでみました。


‥┐料阿砲泙困聾覆鮹里襦 
あなたは自分が100文字書くのに何秒かかるか、知っていますか?

「2秒で1文字」
http://redwing-don.jugem.jp/?eid=118



◆峙甸囘に自分を見つめる」。
2次試験で最も大切なことの1つだと、今でも思っています。

「600年の時を越えたアドバイス」
http://redwing-don.jugem.jp/?eid=70



2次試験対策における、とても大切な心構え。
課題や目標は、小さく分解しましょう。

「ブレイクダウン」
http://redwing-don.jugem.jp/?eid=69



ぁ崗ー蠅縫好函璽蝓爾鮑遒襦廖初学者の方が陥ってしまいがちな失点パターン。自分もよく陥りました。あくまでも、与件文にしがみつく!

「リフレインが叫んでる」
http://redwing-don.jugem.jp/?eid=75


タ深造錬韻帖弔任呂覆ったりすることもあります。

「円筒形、上から見るか、横から見るか?」
http://redwing-don.jugem.jp/?eid=342

以上です。

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それにしても、同じ内容を何度も使い回すなんて「エンドレスエイト」みたいだよね。

…って、アニメに詳しいTチャレンジャー氏くらいしか分からなさそうなネタですんません( ̄∀ ̄)



「よくばり問題」


(↓2次試験ネタバレ要注意)





先日の2次試験では「過半数を超える出資を受け入れつつ経営権を維持する方法」が問われた。

「〜しつつ〜する方法」を問う設問。本来なら「こちらを立てればあちらが立たず」の関係(=トレードオフの関係)にある2つのニーズを同時に両立させてしまおうという問題であり、ボクは「よくばり問題」と呼んでいる。

昨年書いたエントリー「イノベーションってなんだろう?」および「本試験所感 その3『イノベーション』」においてこういったタイプの問題の存在を指摘したが、今年もまた出題されたことになる。


過去のエントリーで示した内容に今回の設問を追加すると、

・(定型業務が基本の)アルバイトに非定型業務を教えるには?
・顧客が海外進出をしている中、国内生産でC社が発展するには?
・生産方法を改善し「短納期」と「低コスト」を同時に実現するには?
・使用頻度の少ない特注部品をPCで管理し業務を効率化するには?
・コストを抑えながら業務システムを再構築するには?
・店舗数や面積を増やさずに売上を拡大するには?
○過半数を超える出資を受け入れつつ経営権を維持するには?

となる。


「よくばり問題」は、コンサルタントとしてとても本質的な設問だと思う。トレードオフのどちらか片方を満たすことなら誰でもできる。たとえば「経営権を維持せずに出資を受け入れる」方法なら誰でも考えつく。「店舗数や面積を増やして売上を拡大する」方なら誰でも考えつく。

だけど、それでは意味がない。企業が生き残っていくためにどちらも両立させたいと願うから、わざわざ診断士センセーに知恵や知識を求めてくるのだ。顧客企業がどのようなトレードオフ状況にあるのかを理解し、それを乗り越える手段を自分の引き出しから提案していくことが、我々の存在価値の1つなのではないかと思う。そしてその引き出しのベースとなるのが「1次知識」なのだと思う。

そう考えると、作問者がこのタイプの設問を毎年出してくることはすごく理解できる。今後も出題されるかどうかは分からないけれど、個人的には出題していってほしい。



で、こういった問題への対策はどうするか。1次試験に向けて勉強する際や、2次試験に向けて1次の内容をおさらいする際に、「〜しつつ〜する方法」というフレームを意識しながら知識を理解していくことが考えられる。

たとえば、「マトリックス組織」は「部門毎の専門性を維持しつつ、部門横断的な柔軟性を得る方法」と理解することができる。「OEM(の受託)」は「新たな設備投資を避けつつ、生産量を拡大する方法」、「フランチャイズ」は「ノウハウ蓄積の時間をかけずに、新規事業を持つ方法」と捉えることができる。地道な勉強法だけど、そうやって一次知識を検討していくと理解も深まりやすく、「使える知識」になっていくと思う。


では練習問題。

 峭告費をかけずに自社商品の知名度を高める方法」にはどのようなものがあるか?

◆孱諭A」を「〜しつつ〜する方法」(あるいは「〜せずに〜する方法」)というフレームに当てはめるとどのようになるか?(=「M&A」はどのようなトレードオフ状況下で使える方法か、とも言い換えられる)


ちょいと考えてみてください。

最近は「仕事をサボりつつ給料ももらう方法」を知りたいペパチェ(←悪)でした。

「設問に素直に答えない」


502教室のエントリー「設問に素直に答えることとは」にトラックバッーク。
ここではAKY(あえて空気を読まずに)、「設問に素直に答えない」という話をしてみようか。


…といっても、「聞かれたことに素直に答える」ことは2次試験まででは大・大・大ウルトラスーパーでスペシャルでクリティカルな必須条件であることには異論がない。僕も受験生時代には「素直になれなくて」というエントリーを書いており、「素直というより愚直に、正直というよりバカ正直に」と念仏のように唱えて試験に臨んだ。

答練の採点をされた多くの診断士の方がおっしゃるが、「聞かれたことに答えていない」答案は非常に多い。感覚的には、聞かれたことに答えていさえすればそれだけで上位5割には確実に入れるんじゃないかと思っている。

かくいう自分も、未だに仕事で「聞かれたことに答えていない」と上司から指摘されることがたまにある。僕も、聞いていることに部下が的確に答えなかったら昇竜拳をくらわせている。質問に的確に答えることは、それほどに難しい。


しかし、無事に診断士になれたら、今度は「聞かれたことに素直に答える」のではなくて、「聞かれたことに答える+聞かれた以上のことに答える(応える?)」という頭の使い方が必要になってくる。


たとえば診断先の社長さんから、「先日、CRMっていうのを耳にしたのだが、どういうものか教えてほしい」と聞かれたとする。そこで診断士のあなたは、数日後、CRMについて教科書的な知識を調べ、教えてあげる。

しかし、これは「聞かれたことに素直に答えている」けれど、当然何かが足りない。そう、「そもそもなぜこの社長さんはCRMに興味を持ったのだろう?」「自分の会社にCRMを導入したいを考えているんだろうか」などといった発想を経て、たとえば「御社にCRMを導入するとした場合の留意点」や「導入時の想定プラン、アプローチ」、「導入困難である場合に代替となりうる経営手法」などなど…をプロアクティブに提示する。そうして初めて社長さんの真のニーズは満たせるのではないかと思う。


別の例を話してみる。ホームセンターで「ドリルを売ってくれ」と言ってきた顧客がいたとする。話を詳しく聞いてみたところ、ベニヤ板に小さな穴を1度開けるだけだと判明した。「それでしたら、このキリが十分に穴を開けられます。こちらのほうが安いですし。」と提案した店員がいたとする。「素直にドリルを売らなかった」彼は非難されるだろうか?


さらに別の例を。多くの企業で、若手の社員は会議において議事録をとらされる。議事録なのだから、発言内容を正しくとってさえいれば文句は言われない。けれど、できる社員は、議事録をとるという立場をうまく利用して、「○○の点を確認したいんですけど…」などと言いながら、脱線したり論点がぼやけたりした会議をさりげなく軌道修正していく。もちろん、そういう子は伸びる。


「設問に素直に答える」。これは「守」の部分。まずはこれが最低ライン。そして、それができたら「破」や「離」として、(上の3つの例のように)相手の要求や期待を超えるサービスを提供する。

「相手の期待するものはなにか? そしてそれを超えるには?」ということをずっと考え続けられることこそがプロフェッショナルの大切な資質の1つだと個人的に思う。また、僕もできる限りそれを習慣づけるように心がけている。

「なにか、+α(プラスアルファ)はできないか、なにか…」

自分を含む多くのコンサルタントが、呪文のように唱えながら毎日仕事に取り組んでいる。

【2次対策】 36個の教訓


ドキュメント」の僕のパートには、試験本番の対応から得た「教訓」がところどころにちりばめられている。全部で36個。そして、当初は巻末付録としてその一覧をつけようとしていたのだけれど、紙面の都合で載せることができなかった。

なので、ここで紹介しておきます。すでに本書を読んでくださった方には復習用として、まだ読まれていない方は、内容をちょっと立ち読みするご気分でご参考ください。詳しい内容が気になったらぜひご注文を。( ̄∀ ̄)



【全体編】
1.診断士は「根拠」が命。試験においても常に根拠をもって解答する。
2.「30%の臆病さ」を備えておくこと
3.「コンサルタントモード」に気持ちを切り替える
4.どんなに怖くとも、「今できること」をするのみ

【組織事例編】
5.絶望的な状況から這い上がる方法を複数持っておく
6.限られた80分だが、投資すべきところには投資する
7.「難しいのは皆一緒」という当たり前の事実を忘れない
8.予想外の出題があっても、驚くのは5秒まで。すぐに気持ちを切り替える
9.少なくとも解答用紙が埋まらない限り、合格はない
10.メリット.デメリット≒経営資源への好影響.悪影響
11.自分の専門の領域のときこそ、慎重になる
12.自分の癖を把握し、それに適した対策を習慣づけておく
13.使い勝手のよいフレーズを蓄積しておく
14.自信のない解答には文字数を使わない
15.断定しきれないものは断定しない

【マーケティング事例編】
16.マーケティング事例こそ、慎重に解く
17.1事例に1つは、サプライズがあるつもりで臨む
18.自分なりの判断基準.ルールを持っておく
19.差別化とは、「顧客が受け取る価値」の差別化である
20.「なぜその文字数が指定されているのか」を考える
21.時には、自分の信念を貫いて解答を作る
22.リスク回避のために、根拠を再利用することもある
23.どうしても余った試験時間は、体力回復に使うのも一手
24.退室時間の早さと合否には関係がない
25.休憩時間中は、終わった試験のことで盛り上がらない

【生産事例編】
26.意味深な記述の、「使い忘れ」だけは避ける
27.要約の手順を、自分なりに説明できるようにしておく
28.納期の問題は「短くすること」と「安定させること」の2つの方向性が考えられる
29.時事的な問題が時々出るが、特に知識がなくても対応はできる
30.100字だけでなく、80字や120字の感覚にも慣れておく
31.全事例で上位3分の1に滑り込めば合格?

【財務事例編】
32.財務事例でも曖昧な問題はよく出題される
33.受験年度の財務の1次試験問題はすべて説明できるレベルで理解しておく
34.「視点」は、「基準」や「軸」と置き換えられることがある
35.リスクは回避する一方で、勝負するところは勝負に出る
36.やはり、過去問は最高の教科書


もちろん、「必ずこうやれ!」というほど確固たるアドバイスでもないですが。
それでも最後の「過去問」はガチかなあと思いますが。

twitterを始めてみました。右記「俺様の独り言。」参照。その時の気分や気づき、ひらめき、つぶやきなど、気が向いたら何か書いていきます。

【2次対策】事例分析メモ


自分が2次試験対策をしたときの話をば。

よく「過去問は何回転させましたか」と聞かれるけれど、回転数で言えば僕は1回転しかしていない。ただし、事例ごとに下記の要素を抽出し、「1つの事例あたりからの学びの吸収を最大化する」ことは相当に行っていた(リンク先参照)。


【1.設問パターン】
【2.得点できた理由・できなかった理由】
【3.抑えておきたい言葉の定義】
【4.使えそうなフレーズ】
【5.覚えておきたい知識】
【6.連想ゲーム】
【7.その他の気づいた点、学び】


オレ流・事例学習法(基本編)
http://redwing-don.jugem.jp/?eid=88
オレ流・事例学習法(実践編)
http://redwing-don.jugem.jp/?eid=89


それはもう、スルメのように事例をしゃぶりつくした。そして、こうやって蓄積していったノートからさらに重要なポイントを抜き出していったのが「ドキュメント」でも紹介している「最後のノート」となる。




あ、あとこれに関連してオススメしたいのは「受験校数社の過去問解答例を入手する」ということかな。上記の事例分析メモを作る際にも4社×5年分の解答例を入手して「なぜその解答が導かれたのか」という観点から比較検討を行っている。これによって、事例に対してさまざまな捉え方の可能性があることを実感できたのは有益だったと思う。



関係ないが、一昨日、「企業診断」のバックナンバーを買いに、紀伊国屋書店(新宿店)へ行った。そうしたところ、「ドキュメント」も置いてあった。

鳥肌が立った。自分の書いた本が本屋に並んでるって、ちょっと感動。
思わず2冊、買いました(笑)。

よかったらみなさまもどうぞぅ。

実は2次試験本番後に某有名講師の方に再現答案をお送りしたところ「合格してると思います」とコメントをいただけていたので(そのときは半信半疑だったが本当に合格していたのでびっくり)、解答のプロセスや質はそんなには低くないはずですので…たぶん。



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だってボクらは中小企業診断士なのだから


この時期、2次試験に向けて受験生の皆さんはペーパーチェイスまっただ中ということで、なにか役立つアドバイスがあれば書かせていただこうと思ったけれど、ナイスなアドバイスはtakeshiさん達がほとんど書かれているし、そもそも自分の体験から得たノウハウはほとんど「ドキュメント」に書いてしまったのでネタが枯渇ぎみ orz。


そんな状態なのですが、1つだけ思い浮かんだので、書きます。かなり限られたシチュエーションにおけるアドバイスなので、(takeshiさんの「因果」のお話などのように)幅広く役に立つかどうかは微妙ですが…。


それは、「与件文にA〜D社以外の中小企業が出てきたら、そっちにも貢献できることできないか考える」ということ。

直接の診断先企業であるA〜D社に加えて、X社とかP社というかたちで他の企業が出てくることがある。それが元請けとかフランチャイザーなどのように強い立場の企業であるならまだしも、もしそのX社やP社が中小企業であるならば、A〜D社に提案すべき施策は、彼らにとってもプラスになるもの(少なくともマイナスにはならないもの)でなければならないと思う。

理由は簡単。だってボクらは中小企業診断士=中小企業を支援するための存在なのだから。もしA〜D社にとってプラスになったとしても、それによって(いくらクライアントでないとはいえ)別の中小企業が不利益を被るようであれば、それは診断士の責務を果たしたとは言えないのではないか。


自分が受験勉強をしていたときには事例演習でそういう設問があった。マーケ事例で高付加価値な「まくら」を売るB社の事例(「カスタムピローi(アイ)」と言えば思い出される方もいるかな)。

与件の冒頭には、企業環境の描写として、「不況と寝具業界の斜陽にあえぐ、商店街の小規模寝具業者もいる」みたいな記述がさりげなく書いてあった。そして、B社が今後採用すべき事業展開は? という設問があり、正解は「小規模寝具業者を代理店とするフランチャイズを展開する」というものだった。まあ、現実的なオプションかどうかは別にしても、この案ならば小規模寝具業者にとっても売上げの向上が期待できる、win-winの施策となる。

そのときのTAC渋谷校では50人に1人くらいしか正解できていなかった。けれど、「この小規模寝具業者も支援できないか?」という意識を持って取り組んでさえいれば、この解答を導くことはそれほど難しいものではなかったと思う。


今のところ、本試験ではそういうのは出ていないかな(H18の組織事例では、親会社の不利益になるような解答は避けようというくらいの意識は持っていましたが)。だけど今後もし「A〜D社以外の中小企業」が与件に出てきたら思い出していただきたい話です。



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【2次初学者向け】過去の自分の「気づき」より(再掲)


2次試験のノウハウについて、昨年書いたエントリーを再掲。

…というかその昨年のエントリー自体、一昨年の内容を使い回しという徹底したリサイクルっぷりですが、最近新しい読者の方も増えてきたようですし、改めてご紹介いたします。ご参考になれば幸いです。

興味を持たれた方はブログ右側の「CATEGORIES」から2次試験関連のカテゴリーをいろいろとご覧になってみてください(まだカテゴリーを整理しきれていませんが)。


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これから2次試験に挑戦される初学者の方のために、昔書いたエントリーから参考になりそうなものを選んでみました。


‥┐料阿砲泙困聾覆鮹里襦 
あなたは自分が100文字書くのに何秒かかるか、知っていますか?
心のアニキことshibajinさんが初めてコメントをくださったエントリーでもありました。

「2秒で1文字」
http://redwing-don.jugem.jp/?eid=118



◆峙甸囘に自分を見つめる」。
2次試験で最も大切なことの1つだと、今でも思っています。

「600年の時を越えたアドバイス」
http://redwing-don.jugem.jp/?eid=70



2次試験対策における、とても大切な心構え。
課題や目標は、小さく分解しましょう。
心のアニキことhoriさんが初めてコメントをくださったエントリーでもありました。

「ブレイクダウン」
http://redwing-don.jugem.jp/?eid=69



ぁ崗ー蠅縫好函璽蝓爾鮑遒襦廖初学者の方が陥ってしまいがちな失点パターン。自分もよく陥りました。あくまでも、与件文にしがみつく!

「リフレインが叫んでる」
http://redwing-don.jugem.jp/?eid=75


タ深造錬韻帖弔任呂覆ったりすることもあります。

「円筒形、上から見るか、横から見るか?」
http://redwing-don.jugem.jp/?eid=342

以上です。
また参考になりそうな過去のエントリーを掘り出したら、ご紹介いたします。

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「名前をつける」ことの意味


今回オススメしたいのは、斉藤由多加氏の「『ハンバーガーを待つ3分間』の値段」。

「ハンバーガーを待つ3分間」の値段―企画を見つける着眼術 (幻冬舎文庫 (さ-21-1))

「シーマン」などを生んだゲームデザイナーの斉藤氏による、独創的な視点からのエッセイ集。なので、ゲームファンならより楽しめるが、そうでなくても発想のヒントが十分に得られる(某有名企業の研修テキストにもなっているんだとか)。

そんなわけで全編通じて楽しめる本なのだが、この中で特に紹介したいのが「見えないものには名前をつける」という話。


「シーマン」を開発中に、斉藤氏はゲーム進行上、好ましくないある現象がたびたび起こることに気づいた。それがどういったものかは割愛するが、氏はそれについてある理由で「バンテリン現象」という名前をつけた。

そうすることにより、「それまで意識されることのなかった概念は独自の質量を持ち始め」たという。言い換えれば、「いつのまにか、形のないものがメンバーの意識の中に忽然と出現し始め」、この「特定の現象に対して気づくようになる」、という。

つまり「バンテリン現象」に対するメンバーの意識が高まり始め、意識が高まるということは、問題解決への意識が高まるということになる。そうして、「バンテリン現象」は解決へと向かう。


やや負け惜しみになるが、このことは前から自分も感じていた。orz まあ、先を越された、というよりも、むしろ斉藤氏ほどの人物と同じ発想ができていたことを喜びたいと思う。


2次試験で与件の中を読解していくうえでの、ある方法についてボクは「畳返しメソッド」という名前をつけた(詳細はこちら)。そうすることで起きた大きな変化が2つあった。

1つは「ツール化」。自分の中で「よし、ここで畳返しメソッドを使おう」といったように、意識的にツールとして使えるようになったということ。それまで、その方法は自分の中でもあいまいなものだったので、場合により実践していたりしてなかったりしたのだが、名前が与えられたことで、80分の中で「自分は畳返しを使ったか?」という1つのチェックポイントを設けることができるようになった。

もう1つは名前を与えることで「ポータビリティ」が高まったということ。前述のように斉藤氏は「バンテリン現象」という名前によってメンバー間での共有を行ったが、「畳返し」もその名前を与えることにより、(一部ですが)受験生の間での共有が進み、何人かの受験生の方から「使ってます」という声を聞くようになった。もし「畳返し」という名前がなかったら、これほどには伝わらなかっただろうと思う。


これに気づいてから、ボクは会社でも仕事のノウハウに名前をつけるようにしている。具体的な内容は省くが、たとえば「ミリミリイマジネーション」「意識のエアポケット」という仕事術を発見し、プロジェクトで活用したり、社内で共有したりしている。実際、社内の多くの方から「名前をつけるって、いいですね〜」という感想が聞かれた。



そんなわけで、皆さんが見つけたり開発されたメソッドなどがあれば名前をつけてみることをオススメします。繰り返しになりますが、名前を与えることにより、「意識化・ツール化」および「他者との共有化」が進むのです。

「クライアンツ・クライアント」


事例問題を解くとき、必ず自問自答していたことがある。それは

「もし自分がその事例企業の顧客だったら、企業に何を望むか」

ということ。

自分がもしテニススクールの会員だったら、B社にどんなサービスをさらに提供してほしいか? もしめっき加工業の顧客企業だったら? D社コンビニの利用客だったら?

コンサルティングの仕事で「クライアンツ・クライアント(Client's Client)」という言葉を使うことがある。コンサルティングの直接の対象であるクライアントの、その先の顧客のことを指す。そのクライアンツ・クライアントのニーズを満たさずして、クライアントの収益は見込めない。

当然と言えば当然のことである。けれど、与件文には事例企業に関する情報が多く載っているから、ついどうしても「顧客の論理」ではなく「企業の論理」で発想してしまうことが(少なくとも自分には)あった。だから、冒頭の自問自答を行うことで、視界が開けたり、見落としていた点に気づけたりしたと思う。



テニススクールの差別化戦略について、「親子で一緒に通える安心感の提供」という解答をされた方を時々見る。出題者の意図した正答どうかかは別にして、顧客の立場で考えて書かれた素晴らしい解答だなあと思う。

また、自分は生産事例で「自分がクライアンツ・クライアントだったら、この納期のバラツキはC社への不信感を感じるのではないか?」と考え、解答は「短納期化」よりも「納期そのものの安定化」を指摘した。これも得点になったかどうかは分からないけれど、「顧客志向」という自分の信念とロジックに沿った解答なのだから、自分では納得している。


明日、自分のようについ「企業本位」で発想してしまう方がもしいたら、冒頭の自問自答を行ってみてください。万能薬だとは言いませんが、なんらかのひらめきを得られるかも知れません(ただし論理の飛躍にはご注意を)。


自分と同じ目標を持つ受験生の皆様。心より応援しています。


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