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「感性の視力」


僕が大好きなマンガ「孤独のグルメ」がドラマ化された。

http://www.tv-tokyo.co.jp/kodokunogurume/
(テレ東・毎週水曜日深夜0:43〜)


あの独特な雰囲気を映像化できるのか心配だったし、原作者自身もブログで「あまり期待しないで」と書いていたのだけど、観てみたらこれが思いのほか楽しめた。

原作と同じ店が出てこないのは残念だけど、空腹を刺激する料理のビジュアル、描かれれるB級飲食店と独身中年男性のディテールにおける「あるある感」、そして主人公ゴロ−の微妙な独り言は健在だった。




ただ、ドラマ本編以上に印象的だったのは、本編終了後の「ふらっとQUSUMI」というコーナー。原作者の久住昌之氏が、本編の舞台になった店を実際に訪問する。

そこで氏の感性の豊かさに驚いた。

たとえば、居酒屋の壁に並んだメニューが「しりとりのようだ」と指摘する。



そんな感じで、B級グルメ店の内装や雰囲気を楽しんでいく。

普通の人であれば気にかけないようなところに気づき、おもしろがる。同じものを見ていても、違うものを見つける。なんかもう、「視力」が違うという感じがする。

もちろん、だからこそ「独身男性がただ食べるだけ」の話が、数万部売れる名作に仕立て上がるわけなのだけど。


きっと、こういう人は人生を楽しんでそうだなと思う。実際、氏の顔はとても幸せそうだ。おそらく経済的な意味でも幸せな方だと想像するけれど、仮にそうでなかったとしても、日常における些細なことにおもしろみを見出し、小さな感動を見つける日々は変わらないのだろう。

マンガ「MASTERキートン」においても「目がいいと人生は楽しい」という台詞が出てくる。それは、本来の意味の視力だけでなくて、同じ対象からどれだけの意味や情報を見いだせるか、「感性の視力」とでも呼ぶべきものを指しているのではないかと思う。


人生を幸福だと感じられるかどうかは、もちろん金銭的な要因もあるとは思うけれど、こういった「視力」の大小も大きいのではないかと考える。

自分も人生を楽しむために、ぜひ「視力」を磨いていきたいと思うのであります。

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