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彼女がA君に別れを告げた本当の理由


【1.恋人と長続きしないA君】

内気な性格で話しベタなためか、なかなか彼女のできなかったA君。トークの上手い先輩に教えを受けたり、多くのハウツー本を読むことでそれなりに話術を磨き、とある合コンをきっかけに晴れて彼女ができました。

しかし、わずか2ヶ月で破局が訪れます。彼女は「やっぱり仕事が忙しくて中々会う時間がとれないから…」と言っていましたが、A君は別になにか理由があるのではないかと直感します。

A君は、克服したと思っていた「話しベタ」がまだ不十分なのではないかと考えました。もともとコンプレックスを持っていた部分だけに、どうしてもそういう結論にたどり着きます。そこで、A君は以前にも増して「もっと話し上手になってやる!」と熱心に話術を研究し練習しまくり、ついにはそこらへんの若手芸人顔負けの話術を身につけました。




しかし。合コンでは好感を持たれ、デートにこぎつけはするものの、なかなか後が続きません。うまく交際に発展しても、またすぐに別れを告げられてしまうのでした。





【2.A君をフった本当の理由】

さて、場所は変わってとある居酒屋。女子会が開かれています。そこでA君の元カノが他の女子にこんな話をしていました。


「私の元カレ、ごはん食べる時のマナーがだらしなくて、そこがイヤだったんだよねぇ。まあ本人にはこういうこと言いづらいから言わなかったけどぉ」


ちなみに、他の元カノも同じ理由でA君がイヤになったとのことでした。


なんということでしょう。A君がモテない真因は「話しベタ」ではなく「食事中のマナーの悪さ」にあったのです。

「そんなことで?」を思われる方もいるかも知れませんが、恋愛は理不尽なもの。ちょっとしたことがピンポイントで気になる人には気になってしまう。それが関係の終焉に結びつくことだってあるのです。


ともかく、A君は解決するべき問題を間違えてしまった。自分の思いこみで原因を決めてしまった。そしてそれを矯正しようとがんばってしまった。こうして、「がんばっているのに成果がでない」状態が完成します。


ドラッカー先生は「経営における最も重大な過ちは、間違った答えを出すことではなく、間違った問いに答えることだ」と言ったそうです。

A君は本当は「どうすれば食事中のマナーがよくなるか」という課題設定をすべきだったのに、「どうすれば話術が上手くなるか」という課題設定をしてしまった。そして、それに向けてがんばってしまったのです。

解くべき問題を間違えてしまうことは、非常にやっかいです。周囲からは(解決に向けて)努力しているように見えるため「あいつはがんばってるみたいだから大丈夫だな」という安心感を与えてしまうからです。それで安心してて、フタを開けてみたら結果がでていない。努力しなかったから成果が出なかった、というのであればある意味分かりやすいのですが、努力はしてるわけだから自分も周囲も、あれ?となる。



【3.この話から得られる教訓】

A君のエピソード(私の創作ですが)では、下記のようなポイントが示唆されています。

自分で考えるだけでは真因(本当の課題)にたどりつくことは難しい
 ⇒コンプレックスを持っていた部分につい結論を求めるなど思考や判断に偏りがでる
 ⇒真因訴求のためには客観的な他者の協力が不可欠である

ただし、他者が常に正確な意見をくれるとは限らない
 ⇒上記の元カノのように「言いづらいから本当のことを言わない」ケースもある
 ⇒また、その人に観察力がないと、指摘が的外れなものになる可能性もある


自身の問題を解決するためには、↑このような点に留意する必要があります。


鋭い方はもうお気づきかも知れません。私が言いたいのは「診断士試験の振り返りにおいて同じことをしていないか」ということです。本当の課題を見つけられているか、安易に思いこみで結論を出したりしていないか、ということです。ここで「自分の課題」を間違えてしまったら、来年1年、A君のように間違った方向に全力疾走してしまうことになります。

A君のエピソードから、いかに真因訴求が難しいか、ご理解いただけたかと思います。来年に向けて、どうすれば真因(合格するために本当に取り組むべき自分の課題)を見つけられるか、この年末年始にじっくりとご検討いただければ幸いです。


では、よいお年を!

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