October 2018  |  01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31

スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

「弱音を吐いていいんだよ」


「弱音を吐いていいんだよ」という書籍があります。子育て系の本ですが、大人のコミュニケーション全般に参考になる本だと思います。

今回は、その中の一部を紹介します。


子育て、部活動、会社…さまざまな場面で「弱音を吐くな!」と叱咤するシーンが見受けられます。そして、我々は「辛くなんかない」と思い込むことで乗り越えようとします。

しかし、それは本当に正しいあり方なのでしょうか。本書では「弱音を吐かないこと」のデメリットが挙げられています。


1. マイナスの感情を抑えこもうとして、それができなかった場合に、その辛さは大きな反動となって子供の心に襲いかかってしまう

2. 抑えこむことに成功しても、表情や感情が失われ、他のものごとに対しても無関心、無感情な子供になってしまう

3. 感情を抑えこむことが習慣化し、痛みに鈍感になることで、「他人の痛み」をも感じられなくなってしまう


上記は子供だけでなく大人にも当てはまることだと思います。

たとえば「失恋」の痛み。過度に自分を責める必要もありませんが、「相手に見る目が無かったんだ」などと抑えこもうとすればするほど、逆に辛さがつのるというご経験は多くの方があるのではないかと思います。

「パワハラ」や「DV」も同じかも知れません。肉体的・精神的な暴力が繰り返されるうちに自分の中で感情を凍結させてしまい、なにも感じなくなるように自分を変えてしまう(もちろん、無意識にはストレスを貯め込んでいるわけですが)。周囲から見れば「なぜ逃げないんだ」としか思えない状況ですが、感情をマヒさせることで無痛覚になっているのだと思います。


また、僕は頭痛になることがよくあります。そして、頭痛になったときに、それをムリヤリ無視しようとしたり押さえこもうとしたりすると、かえって痛みが強くなったり長引いたりします。逆に、痛みをそのまま受け止めていると、少しずつ和らいでいくことがあります。


同じ著者の別の本では「愛する存在の死に対して、悲しみに浸りきる(そして、日常に戻っていくための)期間」として、たとえば初七日とか四十九日といった習慣が設定されていると述べられています。

そのように、狭く、深く、浸りきるほうが、かえってその悲しみを受け止められ、自分の中でより早く消化できるのではないかということです。


1次試験の(自己採点段階での)結果が出たタイミングということでこの本を紹介してみました。正式の結果発表はまだ先ですが、残念な結果が確定してしまった方は、おしよせてくる「負の感情」とどのようにつきあうのか、ご参考いただければと思います。

現代はtwitterやfacebookがありますから、個人がより人から「見られる」時代になりました。人の目があれば「落ち込んでなんかない」と強がってしまうのは当然のことです。ですが、それをそのまま抑えこまないことが大切だと思います。


悲しみに向き合う勇気を。


スポンサーサイト

pagetop