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コンサルタントの提供価値の1つは「整理」にあり


コンサルタントがお客様に提供する価値は何かというと、「顧客企業の収益増加」とか「問題の解決」とかさまざまな考え方があるわけですが、最近は「状況を整理」してさしあげることも価値の1つになるのかなと思っています。


コーチング関連の本を読んでいた中で、おもしろい質問を見たことがあります。それは、

「今、何が起こっていますか?」

というものです。何か問題を抱えている人にこの質問をしてみると、意外とスムーズに答えられない(状況を把握しきれていない)ことが多いようです。まあ、自分もその1人なのですが。

現状を打破したい、問題を解決したいと思っている一方で、それ以前に自分が置かれている状況が曖昧で整理しきれていないわけです。「今、何が起きているのか」「今何が上手くいっていて、何が上手くいっていないか」を書き出そうとすると、意外とそれが分かっていないことに気づきます。

(特に受験生の方は、上記の答えを書き出してみてください。その難しさを実感するはずです)


個人レベルでも難しいのですから、組織という単位ではなおさらです。あちらこちらに散らばった情報を集め、分類したり因果関係を明確にしたり。問題解決以前にその時点で立ち止まってしまっていることが多いのではないかと思います。

そして、だからこそそういった領域にコンサルタントの活躍の余地があるのであり、状況さえ理解できればお客様の方から自然と解決策が浮かんでくる、というのもよくある話です。コンサルタントが提案してきたアイディアと自分で考えついたアイディア。お客様としてより実践してみたくなるのは、当然に後者なわけですし。

(なお、その際は「解決策は俺が考えたんだから、コンサル報酬は払わねぇ」などと言われるリスクに気をつけなければなりませんが(笑))

あくまでも状況を整理しただけであり、まだ収益が上がったというわけではありませんが、お客様だけではできなかったことができたという点で、それはコンサルタントが提供した価値だと思うのです。


そして、それが2次試験で「整理させる問題」が出題される理由なのだと思います。宝飾店の組織事例など個人的に顕著だと思うのですが、与件文に複雑に散らばった情報を整理できないと点が取れない問題が何割かあります。地味で面倒で頭を使いますが、このプロセスはコンサルティングの実務に通ずるところが大きくあると思います。

「いい整理ができる人はいい診断士になれる」

そのように信じて、事例演習に取り組んでいただければ幸いです。





※あ…トシキ先生もちょうど「整理」について書かれてますね( ̄∀ ̄)

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comments

同意です。
整理してわかりやすく伝える事が出来て初めて問題解決策を提案できると思っています。

  • takeshi
  • 2010/11/13 7:35 PM

>takeshiさん
同意していただき感激です。
それにしても宝飾店の事例はよくパスできましたね〜。
こんな記事書いておいてなんですが自分だったら解けたかどうか(笑)。

  • ER先生
  • 2010/11/14 10:24 AM
   

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「整理」してあげることの重要性

kurogenkokuです。 ペパ君のエントリーにTBです☆ コンサルタントの提供価値の1つは「整理」にあり http://redwing-don.jugem.jp/?eid=859 実務においてこの「整理する」ということがいかに大切か、日々実感しています。 実は経営革新等の支援先企業の声で、

  • モトログ 〜ある診断士の終わりなき挑戦〜
  • 2010/11/16 6:11 AM
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