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「文章は接続詞で決まる」


ふだん思っていたことが、そのままタイトルになっている本を本屋で見つけてしまった。先を越されてしまった感じがして悔しい。

しかし、本職の日本語学者である著者が展開する接続詞ワールドの奥深さには、そもそもかなうべくもない。(当たり前だけど)自分にはここまで絶対に書けない。少し読んでみてすぐにそう悟る。

文章は接続詞で決まる (光文社新書 370)


接続詞の定義にかんする議論を皮切りに、接続詞の分類、その1つ1つに対する考察が丁寧に述べられていく。たとえば、「しかし」「だが」「ところが」の3つはいずれも逆接の接続詞だが、微妙に使いどころは違うそうだ。どう違うかは本書をお読みいただくとして、そんなふうに「へぇ〜」な内容が、分かりやすく解説されている。


自分が「接続詞」を強く意識するようになったのは大学受験の時だったと思う。英語の長文問題を少しでも速く読むためのテクニックとして教わったのが、「接続詞を見て、その後に続く内容を予測する」というものだった。

たとえば、"But"なら、今までとは逆の話が来る。"Therefore"なら、結論が来る(…ということは、そこにくるまでに結論を把握しているのなら読み流してもかまわない)。"For example"なら、具体例が来る(…ということは、主題をしっかり抑えてれば読み流してもかまわない)。…みたいな感じ。要するに、接続詞を見て、読解に注ぐエネルギーの量を判断するということだ。


そして、これはもちろん日本語の文章においても同じだと思う。接続詞を的確に捉えられるかどうかが、読解のスピードを左右する。また、逆の立場で言えば、読みやすい文章を書こうと思ったら、その場その場で適切な接続詞をきちんと選んでいく必要がある。冒頭で「普段思っていたこと」と書いたが、自分の経験からみても、接続詞をきちんと使いこなせれば文章は相当論理的に分かりやすく書けるようになる(はず)。あ、ちなみにこれはプレゼンでも全く同じことだと思います。


そういえば、2次試験では「与件に『ところで』が出てきたら要注意」と言われる。その後に重要な記述がある可能性が高い。

考えてみれば「ところで」はとても強引な接続詞だ。「だから」のように順接の関係を持つのでもなく、「しかし」のように逆接の関係を持つのでもない。本題の文章から強引に話題を変える。強引に話題を変えてまで付記しておきたい何かがあるのだろうかから、注意を払うことは理にかなっていると言える。また、順接や逆接とは違って、次の内容を予測しにくいから、しっかりと読むことを求められるということも理由の1つだと思う。


…あ−、なんか「接続詞」をテーマに書いていたもんだから、今回は妙に接続詞を意識してしまう。なんか変な感じで書きづらい。ある種のゲシュタルト崩壊みたいなもんだろうか。読みづらかったら、ごめん。

まあ「接続詞だけで1冊」なんて贅沢さを持った本はなかなかないと思うので、琴線に触れた方は、ぜひご一読を。

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comments

こんにちは!oratakiです。
そういえば2008年のブログコンセプトは「言葉を大切にする」でした。読んでみたいと思います。
http://orataki01.seesaa.net/article/75633584.html

  • orataki
  • 2008/11/12 7:10 AM

>oratakiさん
コメントありがとうございます。
素敵なコンセプトですね。参考になれば幸いです。

最近は本多勝一氏の「日本語の作文技術」も買いました。
だいぶ昔に読んで影響を受けていたのですが、紛失してしまった
ので買い直して久々に読み直そうと思っています。
修飾語の語順など、こちらも丁寧な考察のある本だと思います。

  • pepache
  • 2008/11/12 10:21 PM
   

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管理者の承認待ちトラックバックです。

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  • 2008/11/12 6:03 PM
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  • 2008/11/13 7:39 PM
接続詞で性格がわかる?

第二次ウェイトコントロールプロジェクトは何とか軌道の乗ってきた模様。このプロジェクトは自分の意思の強さが大きな成功要因ではあるが周囲との連携・協力も大きな要因であると思っている。つまり「とやかく言ってくれる」外野やギャラリーの力が非常に大きいのである

  • こんさーる日記 [2008]
  • 2008/12/01 9:41 PM
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