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シンプルさを追求するあまりに誤解や混乱を生むデザイン

昨日、Facebookのタイムラインで、あるやりとりを見かけました。

詳しくは省きますが、そこで使われていた画像です。スマホでAmazonの「最近チェックした商品」をクリックした画面です。



「最近閲覧した商品をオフ」

と書かれた部分にご注目ください。ここの解釈について勘違いが起きていました。

これは「最近閲覧した商品をオフ(非表示にする)」という意味です。ただ、カッコの中が明記されていないため、見方によっては

「最近閲覧した商品をオフ(にしている状態)」

とも取れるのです。真逆です。上の方に商品が並んでいるので、まあ前者だろうとは考えられるのですが、あるいはオフにしていて、最近閲覧した商品以外のものが上に並んでいるとも考えられます。

こうした例はまだあります。



GoodReaderという有名なアプリ(iPhone版)で音楽を流している状態ですが、画面に

"Play 1 track"(1曲だけ再生)

とあります。さて、これは「1曲だけ再生するモードに現在なっているという表示」なのでしょうか。それとも「1曲だけ再生するモードに切り替えるボタン」なのでしょうか。

続いて、私のThinkpadのWifi切替画面。「現在オンになっている」という意味なのでしょうか。「押したらオンにします」という意味なのでしょうか。



iPodやiPhoneのブレイク以降、「シンプルなデザイン」が重視されてきています。シンプルなのはありがたいことです。こんな記事がありましたが、たしかに日本製のテレビのリモコンはボタン多すぎですね。

■「ガラパゴスリモコン」が示す日本のもの作りの限界〜リモコンで飛行機でも飛ばしたいの?
http://blogos.com/article/36470/



一方、サムスンのリモコンは洗練されています。

■<スマートテレビ>サムスンの2012年版リモコンはここまで進化!!
http://www.socialnetworking.jp/?p=104941



しかし、シンプルにするために要素を削ろうとするあまり、本当に伝えなければならないことまで削ってしまうのは本末転倒と考えます。(余談ですが、診断士試験の勉強における文章要約の訓練にも似ていますね。「削るところを間違えると意味が伝わらなくなる」という点で…)

シンプル過ぎてわかりにくいデザインとして、最近はセブンイレブンのコーヒーマシンが話題になりました。「おしゃれ」「わかりにくい」と賛否両論です。しかし、たとえば「R」より「L」のボタンをやや大きくするなど、シンプルさを残したまま分かりやすくする工夫はできそうですが、トップデザイナーの頭の中は、素人の私には計り知れません。

■おや、全国のセブンカフェのようすが・・・
http://togetter.com/li/532088



インターフェース(システムやアプリや機器などの操作画面)を設計する方におかれましては、ぜひ上記のようなデザインの罠に陥ることなく、「シンプルさ」と「誤解や混乱のなさ」を両立したデザインを目指していただきたいと考えるのであります。

 

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