April 2017  |  01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30

スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

【読書メモ】「WHYからはじめよう」を自分の仕事と人生に最大限に活かすために


TEDにて下記の動画を観て強く感銘を受けたため、その元となる書籍「WHYからはじめよう」を読んでみました。ここに読後の所感を書き連ねたいと思います(極力、読んでいない方にも参考になるように書きます)。

私が本を読んで読書メモを作ることはあまりありませんが(やっぱり面倒ですし)、今回はこのようにメモを残そう思い立ちました。それだけ本書には魅力や学びがあるのだと思います。




【メモ(1):「経営理念」ならこれ1冊!?】
以前の記事でも触れましたが、この動画はビジネスに携わる方であれば必見のプレゼンです。特に経営者やコンサルタントなど、企業の「経営理念」の設計に携わる立場にいる方には強くオススメです。自分も以前より「経営理念」という曖昧な概念について自分なりに理解したいと考え、様々な書籍を読んできましたが、本書は「もうこれ1冊でいいのでは」と思えるほどに本質をわかりやすく突いた内容となっています。

【メモ(2):ビジネス書であり自己啓発書でもある】
・本書は企業経営やマーケティング、リーダーシップ・組織論の範疇に入りますが、実は「個人」の生き方にも大きなヒントを与えてくれます。「明確な大義・理由(WHY)を持つことで、企業は顧客や世の中から支持とされる」というのが本書の趣旨ですが、これは個人レベルにも当てはめられます(実際、著者自身の「WHY」も本書で述べられています。またキング牧師の事例が本書で語られています)。その意味では、「自分株式会社」を上手く経営したいと考えている方にとってもオススメです。「自分はなぜ生きるのか、なぜこの仕事をするのか」を考え抜き明確化することが、セルフブランディングにつながり、周囲の人の心を動かす原動力となるはずです。



【メモ(3):経営理念はカネになる】
・本書を読んで考えたこと。海外はどうか分かりませんが、日本の企業の多くでは経営理念が軽んじられていると感じます。たとえば「顧客第一」と掲げているのに接客が問題だらけといった企業はたくさんあります。これは「経営理念は金にならない」と考えられているからではないでしょうか。実際に目に見える形で売上を運んでくるのはWHAT(営業などの日々のオペレーション)やHOW(戦略・戦術)ですから、そこに目が行くのは仕方ないかもしれません。しかし、本書ではWHATやHOWありきでは人の心を動かすことはできないと、事例を挙げて主張しています。「経営理念は金になる」というのが本書の大きな学びの1つです。

【メモ(4):かつて「WHY」を持っていたダイエー】
・本書の読んでいて国内企業の事例を1つ思いつきました。それは「ダイエー」です。以前、ある本で「戦後の日本人に、当時は高級品だった『肉』を食べさせてくれたのは中内さんだ」という記述がありました。ということは、当時のダイエーには「戦後の日本人に肉を(安価で)食べてもらう」というWHYがあり、だからこそ支持を得て拡大したわけです。しかし、モノが豊かになり肉が当たり前に手に入るようになった昨今、それとは代わるWHYが求められているわけであり、それを打ち出せなかったためにダイエーは凋落してしまったのだと考えられます。(この事例は「マクドナルド」を当てはめても同じことが言えるかもしれません)



【メモ(5):「WHY」の作り方】
・本書はWHYの重要性について強く語られていますが、具体的な「WHYの作り方」についてはあまり触れられていません。その点では、以前書いた「経営理念はシンプルさとユニークさを両立させなければならない」という記事が、手前味噌ですが多少参考になると思います。この記事は本書を知る前に書いたものですが、Appleの"Think Different"やスタバの"サードプレイス"が好例として挙げられているなど(この2つのWHYは本当によくできています)、本書にかなりスタンスが近いと思います。

【メモ(6):「WHY」は作ればよいというものではない】
・本書では「WHYは、その下層のHOWやWHATとの一貫性を持たなければならない」と主張されています。また、優れたWHYで成功しても、それを上手く次世代に引き継げなかったために求心力を失った企業の事例(マイクロソフト等)が挙げられています。WHYはただ作ればよいというものではなく、こういったところ(下層との一貫性や、次世代への継承)にも気を配っていく必要があります。

【メモ(7):経験価値マーケティングとの関係性】
・本書の内容は、僕が今興味を持って勉強している「経験価値マーケティング」との親和性が高いと感じました。なぜなら、優れたWHYは(Appleやハーレーダビッドソンのように)熱狂的な信者を生み出しますが、「信仰する」「尊敬する」「愛する」といった行為は、あらゆる経験の中でも満足度の高いものだからです(AKBとかジャニーズとか、何かにのめり込んでいるとき、人は幸福感を感じているはずです)。「WHY」を明確にすることで企業への求心力が高まり、顧客の経験価値が向上する。そのような関係性があると考えています。



以上、ご参考ください。

スポンサーサイト

pagetop