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仮説思考力がなかなか身につかない理由(の仮説)


仮説思考とは「現時点でもっとも正解に近いと思われる答え」のことであり、仕事のスピードを高めるうえで不可欠なスキルです。

たとえるなら「石油堀り」です。通常、石油を掘り当てるにはもっとも可能性の高い場所から掘っていくはずです。それでだめなら次に可能性の高いところ、と。片っ端から全部掘るいくのではコストや時間が足りません。



↓はネットで有名な画像ですが、こう言われては20-50代のあらゆる年代の人を調べなければならなくなります。やはりプロには、その経験やスキルを活かし「犯人は30代の男性の可能性が高い」などのように言ってほしいわけです。



「経験やスキル」と書きましたが、仮説を立てるにはさまざまなスキルが必要です。たとえば今はやりの「統計学」はマーケティングなどの仕事で用いられます。また、仮説に納得性を持たせるためのデータや情報を探し出す「リサーチ」スキルもその1つです(私の研究会では今ちょうどこのトレーニングをしているところです)。

ただ、こういったスキルに加えて、もう1つ「勇気」も必要なのかなと最近考えています。

仮説は検証されるまでは正しいかどうか分かりません。スキルや経験が豊富ならより正解に近い仮説を作ることができますが、それでも常に100%当たるわけではありません。仮説が正しくなかったのであればやり直せばよいとはいえ、検証されるまでの瞬間はギャンブルにも似た緊張感があります。

そういった緊張への耐性がもしなければ、いくらセンスや向上心があろうとも仮説をひねり出す行動には結びつきません。リスクテイクしたくない、無難に進んでいきたい。間違うのが怖い。もしそう思うのであれば、仮説を使わないで仕事をしていくしかありません。

先ほどの例で言えば「犯人は30歳代の男性の可能性が高い」と言いきるには勇気がいるということです。もし外れていたとすれば関係者に迷惑がかかるし、自分も恥をかきます。いくら能力があっても、そう言いきるための精神力があるかどうかは別の話です。(また、仮にそれがあったとしても、仮説がハズれることを批判するような風土の組織なら、誰も仮説を出したがらないでしょう)

これだけ仮説力だロジカルシンキングだ地頭力だ、と言われているにもかかわらず仮説思考が我々の中に根付いていないとすれば、その原因は思考力とかツールとかテクニックの不足とは別に、「勇気」とか「緊張への耐性」といった変数に原因があるのではないか、…という「仮説」を持っています。

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