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大舞台のプレゼンに臨む前に意識していた3つの原則


先日、自分が所属する研究会においてチームメンバーと一緒に発表を行いました。

テーマは「プレゼンテーションのノウハウ」。ノウハウを語る本人のプレゼンがイマイチだったら説得力ないよねということで、なかなかプレッシャーの強い発表となりました。しかし、仲間とともに丹念に準備・練習したかいあり、出席された多くの方から高い評価をいただきました。

今回は、終了後に多くの方からいただいた質問をふまえ、僕があらかじめ意識していたことを3点ほど述べておきたいと思います。


(1)診断士として「高い理想」を見せる

 複数の方から「お金を払ってもいいと思えた」という感想をいただきました。とても嬉しい感想の1つです。

 報酬ゼロの研究会の発表です。仕事ではありません。だから、手を抜いた発表をしても責められる筋合いはありません。しかし、診断士(特に新人の診断士)が多く集まるこの場は、仕事にも劣らないくらいに重要な場であると考えていました。

 僕が新卒のときの話ですが、非常に優秀なコンサルタントの仕事っぷりを見る機会がありました。そこで「高い理想」を見ていなかったら、自分はもっと低いレベルで満足する人間になっていたと思います。

 それと同じことで、もしこの機会に「最高品質のアウトプット」を見せることができれば、目撃者にとってはそれが「目標」になるのではないか。「診断士はここまでできるんだ」「ここまでを目指さなければいけないんだ」と思わせることができれば、現状におごらない向上心やモチベーションを湧かせることができるのではないか。そのように考えたわけです(実際にそこまでできたかどうか分かりませんが)

 数十人〜100人の診断士に刺激を与え、意識を変える(そして彼ら彼女らの成長や成果につながる)。それは報酬をもらってやる仕事と同じかそれ以上に尊く、責任のあることだと考えます。

 内容作りに2ヶ月、発表練習に1ヶ月。本番2日前には同じ会場を借りてリハーサル。さらにそれを録音して1人で反省会。そこまでやって可能な限り最高のレベルを(特に若手の)診断士に見せたかった裏には、そんな考えがあったわけです。




(2)本当に意味のあることを伝える

 今回は100分間の発表のうち、僕が話した時間が50分ほどありました。そして、そのほとんどを原稿やスライドを見ずに話しました(というかそもそもスライドはシンプルさを追求したため文字はあまり書きませんでした)。

 多くの方から「あれだけの内容をよく忘れずに話せますね」と言われました。それは前述したように「役者モード」になっていたからというのもありますが、なにより大きかったのは「伝えたいことだから、忘れなかった」のだと思います。

 今回話したノウハウやネタは、すべて自分の体験に根ざしているか、あるいは自分の中で深く消化したもの。そして「いい内容だからぜひ知ってほしい」と強く思えるものを選びました。それは、ジャパネットの高田社長が、その商品に徹底的に惚れ込んで魅力を伝えているのに近い感覚かもしれません。だから、自然に熱も入りますし、内容は自然と口をついて出てきます。

 以前も下記の記事で述べましたが、「話す内容を忘れないコツは、心から伝えたい内容を話すこと」だと考えます。逆に、借りものの他人の言葉や、自分で消化し切れていないキレイゴトは、容易に自分から離れていってしまうと考えます。


■プレゼンで「えーと」「あの〜」を言わないための6つの視点
http://redwing-don.jugem.jp/?eid=690




(3)「役者」モードで壇上に立つ

 今回の企画タイトルには「劇場」という言葉をつけました。理由は、今回は「発表者」ではなくて「舞台役者」としてプレゼンに臨んでみようと考えたからです。

 「役者」はお芝居の中でセリフを忘れたり間違えたりしません。「あのー、えーと」とか言ったりもしません。身体の振る舞いもテキトーではなく、1つ1つに意味があります。そんなところを見習い、「優れた発表者を演じる役者」としての立ち位置で臨んだら素晴らしいプレゼンができるのではないかと考えたわけです。

 もちろん、「自分は役者だ」と念じれば瞬時に上手くいくかというとそうではなく、舞台役者が一生懸命練習をするように、自分もかなりの練習を必要としました。考えてみれば自分は役者の経験が全くなく、100分間の舞台を演じきるのに多大な練習が必要となったのは必然のことでした。また、「ペパチェ」ではなくて「ペパチェが演じる発表者」が本番でしゃべっていたわけですから、普段の私を知る人にとっては多少の違和感を抱かせたかも知れません。

 ただ、それだけに収穫もあったと思います。100分間で「あのー、えーと」を言ったのは数回もありませんでしたし、身振り手振りをある程度意識的に織り交ぜて振る舞うことができました。また、素の自分ではなく「自分の役を演じる」ことに専念していれば緊張もしにくく、メンタル面でも効果があったと思います。

 「役者」として壇上に立てば、それなりの準備を必要とする反面、プレゼンの質に大きな向上が見られると判ったことは大きな発見でした。


以上3点、ご参考になれば幸いです。



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