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コンサルタントが経営者にインパクトを与える、「Xチャート」の作り方


はじめに、このグラフをご覧ください。


(クリックで拡大。以下のグラフも同様)

右側の軸がある企業(架空です)における社員数の推移です。そして左側が同企業の社員一人当たり売上高です。年々社員数が上がっていて順調そうなのに、それに見合った売上が出ておらず、生産性が下がっていることが分かります。

このグラフは、右側の軸を「社員一人当たり売上高」にしたところがポイントです。単に「売上高」にすると、下記のようにどちらもなんとなく右肩上がりになり、発見のないグラフになってしまいます。



このように、伸びている軸と下がっている軸が重なって「X」の字に見えるので、この手のグラフを「Xチャート」と呼ぶことにします。

別の例を挙げます。「成長率の下がっている事業なのに投資をしてしまっている」ケース。



あるいは「来店客が多い店なのに、スタッフが配置されていない」ケース。




企業が何らかの問題をはらんでいる場合、こういった「X」の形が浮き上がってくることがあります。逆に、社員数とともに生産性も上がっているとか、成長事業ほど投資しているといったように、望ましい状態においては「X」にならないわけです(2つのグラフはほぼ重なるはず)。

コンサルタントの仕事の1つは「問題発見」といわれますが、問題があることを顧客企業に気づいていただくうえでは、こういうXチャートで提示することが1つの有効な手段になります。

そういえば以前、こんな記事を書いたことがあります。

■「かみ合わない」を見つけよう(前編・後編)
http://redwing-don.jugem.jp/?eid=913
http://redwing-don.jugem.jp/?eid=914

「問題」というのは言ってみれば2つ(以上)の要素が不整合を起こしている状態とも言い換えられるわけで、Xチャートはそれを「見える化」したものと言えます。

「やることがかみ合っていません」と伝えるわけで、実際にグラフもかみ合っていないのだから、先方に与えるインパクトは大きいものとなります。実際、プレゼンをしていてこの手のページになると議論が活発化したり、後で「印象に残った」とか「危機感を持った」と言われるケースがよくあります。

3つほど例を挙げましたが、考えれば切り口はまだ出てくると思います。提案書や報告書を作るうえではこういった「Xチャート」として見せられないか、ぜひご一考ください。

■補足:Excel で縦軸が左右にある 2 軸グラフを作成するには?
http://support.microsoft.com/kb/954219/ja

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