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『されたらイヤなこと』を探す


明日は2次試験、応援しています。

僕からの最後の一言は「事例1では、『されたらイヤなこと』を探すこと」ですね。

事例1では、高い頻度で「モラール」系の出題がされています。「モラール(意欲)が低下した理由を述べよ」みたいな。

社員のモラールが低下したということは、「なにかイヤなことをされた」ということです。

皆さんであればどんなときにモラールが下がる/下がったでしょうか。最後に洗い出してみてください。


・残業が多い
・給料が低い
・トップの考えが分からない
・現場の意見を聞かずに決断する
・方針が二転三転する
・親会社からの出向社員者が管理職になるので、頑張っても出世できない
・同族企業なので、頑張っても出世できない
・仕事内容や努力に見合わない待遇・評価
・十分な説明のないリストラ
・能力や資質に合わない配属




などなど、いろいろあると思います。モラール系の設問があった場合には必ずどこかに「されたらイヤなこと」が書いてありますので、A社社員の気持ちになって探してみてください。

(もちろん、「類推せよ」という指示の設問であれば、与件の情報から論理的に導きだしたり、2つの情報を組み合わせたりと高度な処理が必要となります)


自分の経験に加え、経験にないことでも想像力を働かせて「これはされたらイヤだろうな」「やる気なくすだろうな」と指摘できる。それが「人の痛みが分かる診断士」ということではないかと思います。


毎年難易度が高く、(自分を含め)多くの受験生の心を折ってきた事例1。上記の視点が少しでも得点につながれば幸いです。

診断士として、ご一緒に研究活動や仕事ができる日がくることを楽しみにしています。

「語らずして語る」


「A」であることを表現するのに「A」という言葉を使う必要は、必ずしもない。


たとえば、本当にリーダーシップがある人は「俺はリーダーシップがある」とは自分では言わない。その人の普段の言動を通して、周囲にリーダーシップを感じさせる。

真に一流のレストランは「ウチは一流ですから…」などとは言わない。料理やサービスを通して、一流かそうでないかを客が判じる。

ゴルゴ13も、自分で「俺はプロだ」などとは決して言わない。だけど、その仕事っぷりにより彼が「プロフェッショナル」の代名詞的な扱いを受けているのはご存じの通り。


そう考えると、「A」ということを表現するのに「A」という言葉は必ずしも要らないということになる。むしろ、「A」という言葉を使ってしまうほうが、かえって底の浅さや胡散臭さを感じさせてしまうことがあるのではないか、とすら思う。

(もちろん、言葉を使って自己アピールをしなければならない場面もあるとは思うけれど)


微妙に話は変わる。


2次試験の勉強をしていて、「直接にAとは書いていないがAを感じさせる」事例がたまにあるなと思ったことがある。たとえば、どこにも「現状維持志向」とは書いていないのに、与件を見ていると「現状維持志向」を感じさせる事例。「現状維持志向」であることを表現するのに「現状維持志向」という言葉を使う必要は、必ずしもない。

もし「A社は現状維持志向な組織である」と与件文に直接書いてあったら、誰もがそれに気づくから差がつかない。むしろ、見落とすことが致命的となる。だけど、直接書いていないのであれば気がつかない人が出てくる。気がついた人だけが頭1つ抜けられる設問となる。

そういう、ある種の要約力というか、キーワード抽出力というのかも知れないけれど、そんなふうに「語らずして語っている」部分に気づく力はあるか。少なくとも、気づこうという意識で読んでいるか。


そういう気づきを踏まえて、受験生の頃に「プチ事例演習」というのを作ったことがある。これも「A」という言葉を使わずに「A」である状態を表現している。この場合の「A」とは何なのか? 稚拙な問題であるけれど、よろしければチャレンジしてみてください。

問題編解答編



昨日はある女性と会食(残念ながらデートではなくて仕事)。そこで、ありえないくらいの奇跡が起きた。それが何かは言えないけれど、もしかして自分には幸運を引き寄せる力(セレンなんとか、だっけ?)があるんじゃないかと少し本気で思った。

今日は1日ヒキこもって研究活動の予定。

最後のノート(組織事例編)


前回の「最後のノート」の組織事例編デス。

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戦略に基づいた組織を作っているか?

・経営管理=戦略を支えるための組織や制度?
・ToBe(望ましい姿)を描け! ギャップは?

・「何も書いていない」=「何もしていない」:空気を読め!! 読めたら勝ち!

・人事戦略の4つの視点=〆陵僉↓教育、G枌屐↓ど床
・(人事評価の留意点)基準の明確化と周知徹底のためのコミュニケーション

・不慣れな社員、新人社員に対する問題がないか?
・「何が書かれていないのか?」を考えよ
・よくある書き方:「○○○な組織構造が、社員の意欲や能力を引き出した」
・因果は「売上、集客」に達するまで述べる?

・特許戦略の4類型:
仝開(自由に使ってもらうことで普及させる)
標準化(規格統一)
ライセンシング
て叛

第0問 A社にアダ名をつけよ。 (後編)


昨日の続き。「要はその組織がどんな状態なのか」を一言で表現できると解答がキラリと光るのではないかという話。では、そんな適切な言葉がヒラめくにはどうしたらよいのか?

それについて、こういうふうにトレーニングしたらどうか? という仮説(っていうとカッコいいけど、要は思いつき)がある。それは、昨日からタイトルになっているので既にお気づきの方も多いと思うが、

「第0問 A社にアダ名をつけよ。」

という設問を勝手に作り、事例を解くごとにやってみるのである。別に「第0問 A社の特徴を簡潔に述べよ。」でもよいのだけど、アダ名づけのほうが遊び心があって楽しくやれて右脳が活性化されそうだからという理由でアダ名とした。

とりあえず模範解答を読んだ上で作ってみたのが下記。

^刷業A社 = 現状維持志向・ゆでガエル企業

⊂篤屋&中古自動車販売業A社 = 無節操・他力本願教えて君企業

システム・インテグレーターA社 = 場当たり対応系・部署ツギハギパッチワーク型企業

まったく新しい事例を解く際に、本文を読んだ後にこれくらいのアダ名をつけられていれば、その後の解答作成が一歩有利になるんじゃないかと思う。ちなみに、過去のTACの演習ではこんな会社があったと思う。

◆場当たり対応系・店長忙殺&本部強権がんじがらめ企業
◆ニーズ非対応・プロセス矛盾型組織編成企業
◆社長超多忙・社員放置で育ってないよ企業

ただ、あまりコレのイメージが最初につきすぎるのも怖いので、その辺は柔軟性を残しておきたいところ。

また、最初に述べたように、あくまでこれは「仮説」のアイディアなので、うまくいくかどうかは分からない。とりあえず、これからいくつかの演習で試行錯誤してみようと思う。

その結果はいずれまた。(゚∀゚)

第0問 A社にアダ名をつけよ。 (前編)


組織・人事事例において、組織構造や組織風土についての問題点を指摘させる問題が出ることがある。これについて考察をしてみる。

まず、そのタイプの問題が出たときの解答のパターンを考えてみる。

×:問題本文と全く関係なしの、1次知識思いつき解答
△:問題本文からキーワードを抽出しているが、それを並べただけ
○:問題本文からキーワードを抽出し、それを適切な言葉で表現している

自分のダメ解答(×や△)とTACなんかの模範解答(○)比べてみたとき、上記のような分類ができた。

×から△へ直すことは、何度か演習をやればカンドコロが分かってくると思う。しかし、△から○へ発展させるところで壁にぶつかる。

各校の模範解答はさすがにキラリと光っている。「なるほどぉ!」と思ってしまう適切な言い換えがなされており、解答として差別化されている。本試験で△の解答をすると、他の設問で稼いでいるならいいが、そうでなければ「その他大勢」の解答に入れられてしまう恐れがある。

では、模範解答が具体的にどういう表現をしているかというと…
以下はTACの場合の例。過去問ネタバレにつき、ご注意。




^刷業A社 = 「現状維持志向的組織風土」「ビジョンなき経営陣」

⊂篤屋を新規事業として始めた、(あの「右往左往してしまうばかりであった」社長が受験生の間でひそかに人気の)中古自動車販売業A社 = 「FC本部依存体質」

あのシュールな組織図が衝撃的な、システム・インテグレーターA社 = 「場当たり的な対応」(これは解答には直接書かれていないが)


…こうなっている。いずれも本文の記述を根拠に、その組織を適切な言葉で表現している。では、こういう言葉がどうすればひらめくのだろうか?

…というところで明日に続く。
今回(も)、かなり説明がわかりにくいかも。

続々・80分間の(ねじ曲げられた)真実

先日の「80分間の(ねじ曲げられた)真実」では、事例問題で間違った観点で解答した、という話をした。そうしたところ「それでは、どんなふうに書いたのか?」という質問を受けたので、下に記す。なるべくTAC外の方でも分かるように努力してみる。

設問は「今後その企業が安定して成長するための課題は何か?」というものだった。僕は「営業力の強化が課題」と書いた。現状ではほとんど営業力がないため、営業担当者を育てて新規開拓し、(これまでは大口取引先への依存度が高かった教訓から)取引先を複数持つことでリスクの分散を図る、というものだった。

しかし、模範解答では「パート社員の安定的な確保と作業管理精度の維持・向上(が課題)」となっていた。たしかに営業強化も必要だが、よくよく考えてみると模範解答のほうが次の2つの点で妥当性が高い。

,つてその企業は、パートの確保と高い作業管理精度により「柔軟な受注体制」を実現し、それを企業の強みとして持っていた。事情があってそれがなくなってしまったのだが、「かつて持っていた強みの回復と活用」というのは事例ではよくあるパターンである(実務でも多いかどうかはよく知らないけど…)。それにもかかわらず、その企業の「強み」をちょっと意識しなさすぎていた。

△修發修皹超販呂魘化して受注が増えても、それを受け入れる体制ができていなければ品質や納期が守れなくなる。優先すべきは「増えた仕事をこなせるだけの体制作り」である。


特に△呂阿イ硫擦發任覆ぁどんな試験においても言えることだが、「ただ知識がなくて解けなかった問題」はあまり悔しくない。次に覚えればよいのだから。しかし、「自分のロジックの弱さが原因でハズした問題」については、なんか自分の頭の悪さが見透かされてしまったようで非常に悔しい気持ちになる。

では、この反省を次回以降どう活かすか。

【教訓】
〇系列で強みが失われた、という類の記述が本文にあった場合、「それをどうにかして復活&活用させられないか」ということをいったん考えてみる。
何か解決策が浮かんでもすぐには飛びつかず、「本当にそれは実行できるのか」「それの実行のために必要なことがあるんじゃないか」と、一歩立ち止まって考える。「やるべきこと⇒そのためにやるべきこと⇒そのためにやるべきこと…」みたいに遡るチャートを書き、検討する。


こんなところだろうか。
10月まで、こんなふうな「教訓リスト」を蓄積していきたいと思う。

それにしても、事例問題に対する考察を文章にするのは難しい…。
上手く伝わってなかったら堪忍。

続・80分間の(ねじ曲げられた)真実

昨日の続き。

なぜ一瞬浮かんだアイディアを切り捨ててしまったのか。それは、そのアイディアとは別に自分にとって都合のいいアイディアによるストーリーが浮かんでしまったからだったと思う。「都合のいい」とは「記述しやすい」とか「組み立てやすい」とか「こうだといいな」みたいな意味合いである。

作問者の意図ではなく、自分にとっての書きやすさや希望的観測を優先させて書いているのだから当然点数は取れない。普段クライアントに「自社の都合を押し付けるな。顧客の立場で発想せよ」とか言ってるくせに、自分が自己中になっちまった。なんて骨体。

いったん、それっぽいアイディアが浮かぶと、マイノリティの意見をかき消して「いいね、それだ。それで行こう」という流れができてしまう。

ダメな組織の意思決定によくあるパターンだが、俺様脳内会議でもそんなことが起きていたらしい。文章で伝えるのはとても難しいのだが、一瞬のヒラメキを素早く意識的にキャッチするように訓練する必要がある。

あとは、初歩的な論理の飛躍があり、その企業の強みの見落としがあり、木を見て森を見ずな思考があり、と今まで1次のことばかり考えていて2次の対策をほとんどやってこなかったが故の問題点がいろいろとあぶり出されてきている。

10月までに修正して行くのはなかなか大変(そもそも1次も受かってないし)。だが、ここで磨き上げた思考プロセスは、この先の仕事において一生の武器になるはずである。強い意志を持って1つ1つ潰していくのみ。

80分間の(ねじ曲げられた)真実

社長である父親が亡くなり、地方銀行に勤めていた息子が急遽跡継ぎに。
内部体制の混乱と外部環境の変化から業績の悪化し始めた自社をなんとかせねばと営業に走り回る2代目社長。

…というのが今回の事例(TAC実力完成演習 砲里△蕕垢犬世辰拭
以下、部外者の方でも通じるようには書くつもりだが、TAC生にとってはネタバレありなので注意。

◆ ◆ ◆

解決のテーマというか方向性は「社長をラクにしてあげること」であった。ラクにしてあげるといっても別に「トドメを刺す」とか「息の根を止める」とかそういう意味ではないので誤解しないでほしい。

営業方針の転換・効率化により、社長の営業活動の負担を減らし、社内管理へ注力する余裕を設けてもらうことによって、経営の建て直しを図ろうという方針を作れればよかった。

で、自分はそう書けなかった。他にもミスしたポイントはあるが、まずこれが書けていないと今回、上位20%の合格レベルには達しないだろう。

反省すべきなのは、(演習中の自分の思考プロセスを思い出してみると)たしかに一瞬「ラクにしてあげる方向性」が浮かんでいたことである。まったく思いつかずに書けなかったのならまだしも、思いついたものを自ら切り捨てていたのである。これはもったいない。

では、なぜ切り捨ててしまったたのか。続く。
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