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「ラック・オブ・ラヴ」


ペパチェは激怒した。


…と「走れメロス」の冒頭風に書いてみました。

何に激怒したかというと、もちろん王様ディオニスの邪智暴虐…ではなくて、これ。

新○銀行から来たハガキ。






読めるかー!! こんなのぅぅぅ!! ヽ(`Д´)ノ

…というわけです。まあ激怒というのはウソだけど、文字がタニシのようにビッシリと並んでいてえらく読みづらい。せめて色やアンダーラインでもあればいいのに、それもない。一読して「要は何なのか」が分からない。

ちょっと、ホスピ…じゃなかった、サービス精神がなさ杉だぜ、○生銀行。

真面目な話、高齢な方だったら読めないんじゃないかと思う。それに、「預金者に不利なことが書いてあるから、あえて小さくしてるんじゃね?」とか邪推しかねない。


で、いやいや読んでみると「これって、図解で示せるじゃん」と気づく。それを全部文字で表現しようとしているから大変なことになっている。

この文章を見せて「さあ、図解で整理してみましょう〜」なんて研修のグループワークが即、作れるんじゃないかと思った。あ、それいいかも。


もし仕事でこういう資料を作ってきたら、僕の上司だったらその場で破ってゴミ箱に投げ捨てます。

ア○セン○ュアに勤める知り合いの鬼軍曹Tだったら、ドロップキックか昇竜拳が飛んできます。

僕でも、ゴミ箱ダンクやドロップキックはないにしても、その場で突き返します。「読み手に対する愛が足りません」(Lack of Love)と。


まあ、何が言いたかったかというと、診断報告書はそういうことしないでくださいね〜、ということです。中には活字慣れしていない社長さんだっているわけですから。

コンサル会社では図解力を重視して育てるから特にそう感じるのかも知れないけれど、やはり複雑な文章でも、図解すれば理解は早くなるってことはよくあると思う。言い換えれば、図解すべきところを面倒くさがって文章だけで書いてしまうのは、相手に理解のためのエネルギーを押しつけていることになると思う。それが「愛がない」ってこと。

分かりやすさ、伝わりやすさを追求するうえでは、図解で表現できるのであれば、文章に逃げちゃいけないと思うんです。あ、ブログは別ですよ、ブログは。



やや暴論ですが、2次試験も「論述」だけじゃなくて「図解」で答える設問が出てもいいと思うんですよね。

「A社のあるべきビジネスモデルについて、図にまとめて示せ」とか、

「B社と競合X社のポジショニングについて、任意のマトリックスを作成して違いを明らかにせよ」とか、

「C社の生産工程を図に整理し、そこから類推される問題点を明らかにせよ」みたいな。


うまく図解が使いこなせるようになれば、それまではダラダラと文章で説明していた内容でも、スッと入ってくるように描けるようになる(その点は自分も発展途上ですが)。それがデキる人は、やはり重宝する。


そんなわけで、そういうスキルを高めるうえでも、そろそろ「図解」出しましょうよ、図解。

(これで今年本当に出題されたらちょっとスゴイ)

「想像力と恐怖心と好奇心と」


「充分」という字と「十分」という字。正しいのはどっちだろう?

気になった方は、ぜひ調べてみてください。


◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ 


「あやふやなものは納得いくまで調べる」というスタンスが、コンサルには求められる。確信が持てない知識や情報は、きっちりと裏をとらないといけない。


今回はドS気味にいきます。


もし、そういう調べ物を面倒くさがるようなら、コンサルタントとしては黄信号だと思う。以前も書いたけど、たとえどんなに正しい判断をしたとしても、判断のもととなる情報がそもそも間違っていたとしたら当然に判断の結果は正しいものではなくなる。事例問題の与件文に嘘の情報が書いてあったら、誰も得点できるわけがないのと同じことで。


入力したひらがなを漢字に変換したときに、似通った候補が2つ以上表示される。どれが正しいのか100%の確信がない。そういうとき、僕は迷わずネットで調べまくる。

僕が文章を書くとき「もしかしたら自分の使っている字は間違っているかも知れない」という想像が、常にアタマの中を巡っている。だから、1%でも不安があるときには「間違っていたらどうしよう」という恐怖心と、「正しいのはどっちなんだろう」という好奇心が同時に頭をもたげる。


僕は「充分」と「十分」の違いは20分近く調べた。諸説入り乱れていたから納得するまでに時間がかかってしまった。でも、知識を間違って使うよりはマシ。

それが「プロフェッショナル」の次元というものじゃないのかな。
それが「時給1万円」の次元というものじゃないのかな。

2次試験ではあれほど誤字脱字に気をつけていたわけだから、合格後にそれができないなんてことはないと思う。


一生懸命に書いて念入りにチェックして、それでも誤字脱字をしちゃうこともある。それはしょうがない。実は僕も「受験生最後の日」の自分のパートで誤字をやらかしている。

だけど、少なくとも「1%でも自信がなければ裏付けをとる」習慣は、プロフェッショナルとして持っているべきなのではないかと思う。


参考:教えてgoo(「充分」と「十分」)
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa998439.html




※日頃メールなどをくださる各位へ:今日から新しいお客さん先でプロジェクト開始なのですが、セキュリティ管理が非常に厳しくメールや電話のチェックもなかなかしづらい状況です。メールの返信は深夜になってしまうかも知れません。

携帯なら留守電を入れていただければ休憩時間などに折り返しますので、よろしくお願いいたします。m(_ _)m


診断士登録における「実務従事」について


あー、そうそう。
オフ会でこんな話をしたのでご参考までに共有しておきます。

実務従事について。

合格者は、3年以内に合計15日間の実務補習をしたうえで、登録申請をする必要がある。
だけど、実際に中小企業のコンサルティングの仕事をしている人は、それで代替することができる。

これが「実務従事」。

15日間診断したことを示す特定の書類を作り、コンサル先の経営者にハンコをもらう。それを中小企業庁(あれ、経済産業省だっけ?)に郵送すればOK。

僕の場合だと、実務補習はせっかくだから経験しておきたかったので5日間だけ参加し、残りの10日分は実務従事として、お手伝いをした知り合いの経営者にハンコをもらった。それで登録できた。

ただし、あくまで診断先は「中小企業」でなくてはならない。たとえばソニーやトヨタをコンサルしました、といっても、それらは中小企業ではないので対象外になってしまう。

まあ、3年あれば実務補習15日間は難しくないと思うのだけど、もしどうしても時間がとれないとか、忙しくて実務補習ができないけど早く登録はしたいとか、実務補習の参加費がもったいないという方はご参考にしてみてください。


あくまで2年前の話なので、もし制度が変わっていたらごめんなさい。
いちおう、裏付けはとってみてくださいね。




参考:診断協会HPより
http://www.j-smeca.jp/contents/013_c_faq/003_faq_seido_minaoshi.html
Q:実務補習と実務従事を組み合わせて登録条件の15日以上を満たすことは可能か。
A:可能です。例えば、実務補習を10日間受講し、診断実務に5日以上従事することで登録条件を満たすことは可能です。この場合、実務補習修了証書と実務従事の証明書を登録申請書に添付してください。

書類のフォーマットのダウンロード
http://www.j-smeca.jp/contents/014_download.html






【実務補習に向けて】factとopinion


仮に、実務補習先の経営者が「いやー、ウチの社員は給料が低いせいか、モチベーションが低いんだよねぇ。」と言っていたとする。その言葉をあなたはどう捉えるだろうか。その言葉に従って、「じゃあ、より適切な給与制度を提案しよう」と考えるだろうか。


会議やヒアリングにおいて得られる情報は、大きく「fact」「opinion」に分けられる。

factは、「A社の昨年の売上は○億円だった」とか「A社は3店舗の店を所有している」などといったように誰が見ても否定しようのない「事実」を指す。それに対し、opinionは、「A社の業績不振の原因は従業員のモチベーションの低下にある」とか「A社は新規事業を行うべきである」などのように、その内容に根拠が求められる「意見」を指す。会議やヒアリングにおいてはこの2つを常に区別しておくことが求められる。


【factに求められるもの】
まず、「fact」については、その情報のソースを明確にしておく必要がある。例えば「A社の売上は○億円である」といった情報であれば、本来は財務諸表を見せてもらうなどしてその真偽を確認する必要がある。ただし、少し調べればすぐバレるウソをわざわざつく人もそういないと思うので、現実的にはそれを信じて受け入れることが多い。また「日本の人口は1.3億人」などのように、誰から見ても明らかに真実である情報についても、もちろん確認する必要はない。


【opinionに求められるもの】
一方、「opinion」については、先述したように「根拠」が求められる。たとえば「給料が低いからモチベーションが低い」という主張については、たとえば「従業員満足度調査を適切に実施した結果、給与に不満という分析結果が出ている」というのなら受け入れることができる。ただし、そういった根拠がなかったり、主張の展開が論理的でない場合には説得力を持たず、あくまで「思いつき」の域を出ない。

よくありがちなのは、本来は「opinion」であるはずの情報を「fact」と思い込んでしまうことである。冒頭の「給料が低いからモチベーションが低い」はあくまでopinionでしかない。もしかしたら給料以外の、職場環境や人間関係が理由かもしれない。もしそうであれば給与制度に手を入れても効果は限定的なものでしかなくなる。

特に会議においてキーパーソンや声の大きい人の発言は、雰囲気に流されてなんとなくfactとして受け入れてしまう傾向がある。また、ネット上の掲示板などで目にする主張についても、一見factのようでいて、実は根拠の薄いopinionでしかないものが見受けられる。そういった「偽fact」を「fact」と思い込んでしまう罠には陥らないように注意する必要がある。


…まあ、日常生活のすべてにfactだopinionだと区別していては疲れますけどね…。仕事や受験における情報収集など、ミスの許されない状況において特に意識すべきことなのだと思います。

「年上」


いよいよ実習へ。

自分の班はなんかすごい面々。某有名シンクタンクの戦略コンサルタントに金融系コンサルタント、大手SI会社の部長、国家公務員、そして弁護士の方までいる(中小企業対象の法律相談にのっているうちに診断士資格の必要性を感じたとか)。

そして、肩書きだけでなく実力も高い。思考力、発想力、情熱、コミュニケーション等に長けており、常に自分の予想の上を行くパフォーマンスを見せてくれる(それでも実務補習は大変だけど…)。学ぶところが多いし「やべえ、自分もがんばらなきゃ」という気になる。


あたりまえのことながらも最近特に思う。やはり「真剣に生きている年上」にはかなわないなあ、と。

自分は、年齢だけでは相手を尊敬の対象としては見ない。あくまで「年齢×生き方の密度」。だから、年上で尊敬できる人もいれば、そうでない人もいる(もちろん逆もまた真だけど)。


その点、今回の5人はみんな素晴らしい方ばかり。今回、自分は最年少なのだけど、密度MAXで生きている年上にはさすがにどうあがいてもかなう気がしない(そもそも自分の「密度」も高いワケではないし)。

これまでも珍や診の面々をはじめとして、尊敬できる年上の方には幾度となくお会いしてきたけれど、特に今回のように一度に5人ものそんな方とお会いして一緒に仕事するとなると、さすがにビリビリと圧倒される。


今日で2日目が終わり。次回の実習まで1週間空くものの、本業をしつつ時間をみつけてA4にして10ページほどのレポートを執筆。キング・オブ・ピーンチ!!

今、できる準備を


502のオフ会があった日の昼間、ボクはTACの「実務補習セミナー」に出ていた。(たしか1月にWebで公開される予定)

オフ会のため途中で抜けたので前半分くらいしか聴けなかったけれど、今までぼんやりとしか分からなかった実務補習の具体的なイメージがある程度つけられたと思う。

ちなみに、講師はE先生。あのマシンガントークを聴けるのもこれが最後かなあと思うとやや寂しくもある。


で、セミナーを聴いていて、「今からできる準備」というのがいろいろあるなという気がした。

実習先企業については、直前にならないと判明しないとのこと。したがって、「実習先がコンビニに決まったからコンビニ業界の勉強をしておこう」といったことは、今の時点ではできない。しかし、セミナーを聴いた限り、実習先企業や業界にかかわらず、以下のようなことは今のうちからできる限り勉強しておいたほうがいいかもと思った。


.劵▲螢鵐亜淵ぅ鵐織咼紂次縫好ル
 ⇒クライアントの経営者や従業員と良好な関係を築き、できる限り短時間で必要な情報を聞き出すスキル


▲侫.轡螢董璽轡腑鵐好ル
 ⇒実習はとにかく時間がない。短時間のディスカッションで最大限のアウトプットを出すためのミーティング運営スキル


ワード、エクセルの知識
 ⇒単に「入力できる」といったレベルではなく、ページ関係や図表関係などの操作が分かるレベル(診断報告書の製本が必要となるため)


ぅンコーズでできることの把握
 ⇒印刷、製本サービスなどキンコーズで具体的に何をやってもらえるのか(およびコストはいくらか)を抑えておく


ゥ船磧璽罰萢僖好ル(?)
 ⇒こういう名前なのか分からないけど、自分の説明したいことなどを図解化し、他人が直感的に理解できるように説明できるスキル


Ε廛譽璽鵐董璽轡腑鵐好ル
 ⇒最終日の報告会において、自分の報告すべき内容を簡潔に、説得力を持って説明し、聴き手を惹きつけるスキル。

ちなみに、以前、プレゼンテーションスキルを磨くためのとあるセミナーに出たことがある。そこでやったのは「自分のプレゼンを録画し、参加者間で批評しあう」という恐ろしいもの。正直、めちゃめちゃ恥ずかしい。けれど、自分ではずっと気づかなかった手足の動作のクセや口癖、姿勢の悪さ、進行のマズさなどに気づくことができ、得るものは多かったと思う。


ざっと浮かんだのはこんなところ。実務補習で、というよりもコンサルタントとして今後も必要になるスキルや知識ばかりになっちゃってるかも。また、もしかしたら「こんなのも必要じゃね?」というのがまだあるかも知れない(もしありましたら教えてください)。


もう我々は、国に認定された一人前のコンサルタント。「補習」という名前ではあっても、「習わせてもらう、学ばせてもらう」という意識では参加しない。企業の運命を大きく左右するコンサルティングという仕事に携わる以上、たとえ短い期間であっても、プロフェッショナルとして最大限のパフォーマンスを上げるべく、今できる限りの準備をしておきたいと思う。


usataso
おまけ:ブログ・オブ・ザ・イヤーの賞品。感謝。

リサーチ講座その8 「ステップ4:まとめ」


リサーチの最後のステップ「まとめ」、いよいよ最終回です。

コンテンツは前回まででほぼ整いました。最後に、

「報告スタイル」の確定

を行います。リサーチの目的を再確認し、それに合ったスタイルで資料を作成します。

プレゼン資料であればパワポを使うことが多いでしょうし、メンバー間の単なる情報共有ならテキストやエクセルで済んだりします。

もちろん、報告スタイルを決める上では、「相手が誰か(上司、社外など)」「何を知りたがっているのか」「それについてどれだけの知識があるのか」といったことなども考慮する必要があると思います。


あと、前回説明し忘れましたが、パワポ作りにおいては、「ワンチャート・ワンメッセージ」ということもよく言われました。つまり「スライド1枚につき、言いたいことは1つだけ」というルールです。

診断士の2次試験では、バツを避けるために「100字に2〜3個」メッセージを盛り込んだりしていましたが(TACのローリスクメソッドなど)、プレゼンやレポートにおいてはあれもこれもと入れるとやはりスッキリとは伝わらなくなってしまいます。重要なことが1ページに2つ以上混在してしまったら、構成を見直してみる必要があるかも知れません。


で、最後にチェック事項。


・報告相手にとって理解しやすいか?
・内容に説得力があるか?
・報告相手のアクションにつながるか?


◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ 

ふいー。終わった。

リサーチ講座いかがでしたか? 皆様の参考になれば幸いです(実はこれを作っている自分が一番勉強になっていたりするんですが( ̄ー ̄)

これからも何かいいナレッジを思いついたら公開していき、診断士業界全体のレベルの底上げに少しでも貢献できればと思います(まず自分が受からなきゃそれも覚束ないですが…)。

リサーチ講座その7 「ステップ3:分析(続)」


リサーチのステップ3「分析」。昨日の続きです。

フレームワークなどを用いて情報を整理したら、それらの加工・分析を行い、最終的な結論を出します。

たとえば、結論が「△△町にコンビニ『A』を出店すべきである」であった場合、一例として、それを支える情報は以下のように構成したりします。

PS

複数の情報が1つのメッセージを支え、またそのメッセージの集合が1つ上のレベルのメッセージを支えて…というかたちで構成される、いわゆる「ピラミッドストラクチャー」です。

参考図書:

考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則
考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則

ロジカル・シンキング―論理的な思考と構成のスキル
ロジカル・シンキング―論理的な思考と構成のスキル


メッセージの抽出においては、2次試験対策として紹介した「足し算メソッド」の考え方が活きてくると思っています。


与件の記述 孱措劼療皇洪Δ倭篭隼からのメンバー数名である」
与件の記述◆孱措劼和薪絞淌験を考えている」

 椨□諭孱措劼倭甬泙謀皇垢魄蘋する必要がある」


というように「2つの情報を足し合わせたら何が言えるか」を考えるというものです。メッセージには、「複数の情報からあきらかにそういえる」ものと「複数の情報からの類推によって導き出されるもの」とがあると思っています。当然、後者の方が難易度が高く、またコンサルタントとしての価値が発揮できるところだと思っています。


結論が出たら、以下のチェックポイントを確認します。


□情報のグループ分け・レベル分けに漏れ、ダブリはないか?
□結論を導き出すために必要なメッセージが見出せているか?
□結論はリサーチデータで全て裏付けられているか?


OKなら次へ。

今回の内容はやや難しいかも知れませんが、これから実務経験を積んでいくことでなんとなくこういうことか、と自然と分かってくると思いますので、あまり怯える(?)必要はないと思います。

明日は、最後のステップ「まとめ」へ参りまーす。

リサーチ講座その6 「ステップ3:分析」


今回はリサーチのステップ3「分析」。
主に以下の手順を踏みます。


1. 整理
⇒収集した情報をフレームワーク等を利用してグループ分ける。また、必要に応じて優先順位付けする。

2. 加工・分析
⇒グループ化し、レベル分けされた情報の塊同志の繋がりを読み取り、背景を理解した上で、目的にあわせて情報を分析する。

3. 評価
⇒加工された情報に、目的に沿った判断を下し結論を導く。


「整理」については、おなじみ「フレームワーク」とか「切り口」といったものを用いて情報を分類していきます。たとえば「新規事業への参入」をテーマにしたリサーチであれば、SWOT、3C、5FORCESなどが候補にあがります。


ここで「フレームワーク(とMECE)」について、ちょっと補足。「3Cとか4Pとかは、いわゆるMECEではないのではないか?」という話が時々出ます。

「モレ&ダブりがない」という意味では厳密には、MECEではありません。たとえば3Cは「Co-operator(協力者)」と入れて4Cになったりしますし、この枠に入りきらないものもあることもたしかです。ただ、それでもやはり分かりやすい分け方ですし、大まかには情報を分類しきれるということで慣習的に使われています。

したがって、MECEにはこのように「厳密にはMECEではないが慣習的に使われているもの」と「厳密にMECEに分けられるもの」とがあります。たとえば人間を性別で分ける切り口は、「男」と「女」に必ず分けられますので、後者のMECEに該当します。

また、MECEを作るための逃げ方として「その他」が結構使えます。例えば「3C+その他」というフレームワークにして、3Cに入らないものはすべて「その他」に入れてしまえば収まりは一応つきます。他には「好きなコーラは?」⇒「コカコーラ、ペプシコーラ、その他」とか。ただ、あまりにも「その他」の該当するものが多い場合には切り口の見直しが必要になります。


ふいー。MECEの話が長くなったので、また明日に続き書きます。
(場当たり的に書いているのがバレバレ)

リサーチ講座その5 「ステップ2:調査」


今回はリサーチのステップ2「調査」。いわゆる、情報の収集です。

このステップでは、おおまかに次の3つを行います。


1.必要な情報の明確化
 ⇒どのような情報を入手すれば良いのかを洗い出す

2.情報源確定
 ⇒どの情報源からどんな情報を得るのかを確定する

3.(情報源からの)情報収集
 ⇒確定した情報源から情報を集める。「情報がないこと」もまた情報である。


以下に、情報源の例を挙げます。

リサーチ内容によっては、インタビューやアンケートなどを基にした、いわゆる1次データを集めたりしますが、そっちのほうはあまりなじみがないので(汗)、ここでは2次データを中心に挙げています。


●インターネット
・HP(企業、業界団体、官公庁、特殊法人、シンクタンク)
・新聞、雑誌記事検索
・公共機関広報(官報・地公体HP 等)
・書籍(図書館・大手書店)検索

●出版物
・会社案内、事業案内、有価証券報告書、株主向発行物
・格付機関&金融機関発行アナリストレポート
・会社四季報、会社情報、業界紙
・ビジネス誌(日経ビジネス、ダイヤモンド、東洋経済など)
・各種協会・官公庁発行の白書、企業統計資料
・その他書籍

●有償の外部DB
・日経TELECOM21(日経5紙&日経BP社発行雑誌記事検索)
 http://telecom21.nikkei.co.jp/nt21/service/
・Nifty Serve(帝国データバンク・東京商工リサーチなど)
 http://www.nifty.com/common/cat/company.htm
・EL-Net(Fax情報検索、クリッピングサービス)
 http://www.bec-csk.co.jp/service/elnet.html

●その他
・証券広報センター
・政府刊行物センター(有価証券報告書、白書、各種統計資料販売)
・国会図書館 ・各種協会/団体 ・大手書店  ・など


リンク集もいろいろありますね。

統計リンク集
http://cpmserv.cpm.ehime-u.ac.jp/sato/link/
ビジネス情報リンク集
http://www.net-b.co.jp/jbox/A1/jbox_A1.htm
ビジネス便利ガイド(統計)
http://plaza.harmonix.ne.jp/~ma0011/bizgide/toukei.htm


…で、最後にこちらをチェックポイントとします。


□ゴールに到達するために必要な情報が見つかったか?
□多面的な情報収集を心がけたか?


後者については、たとえば「競合企業の動向を知る」というリサーチであれば、単にその企業のHPを調べるだけでなく、四季報や新聞記事検索、有価証券報告書なども活用して、偏りのない情報収集を行っていく必要があるということです。

また、会社の先輩から助言されたことで、こんなことが印象に残っています。

「Googleに頼り過ぎちゃダメだ。」

耳が痛かったですね、これは。

Googleは情報収集のスピードや質を劇的に向上させた一方で、それなりに情報が集まってしまうので、それで満足してしまい、ついつい他の手間のかかる情報収集をやらなくなってしまい、底の浅いリサーチになってしまう。また、それによりリサーチスキルがなかなか身につかない。そんな危険性があると感じています。

特に自分は面倒くさがりやなので、そのへん注意したいと思います。


次回は、ステップ3「分析」にまいります。
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