October 2017  |  01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31

スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

講師を目指す人は「チョココロッケ」を選ばなければならない


鎌倉、鶴岡八幡宮に向かう道(小町通り)において「チョココロッケ」を売っている店があります。



一応、ノーマルなコロッケも売っているのですが、そのときの自分は何を血迷ったかチョココロッケを買ってしまいました(しかも200円。ちなみにゴマコロッケなどの変わり種もあります)。

そして、その味は正直、微妙でした。自分としては板チョコみたいなのがガッツリと入っているようなものを期待していたのですが、中途半端にクリーム的なものが合成されていたらしく(つまりチョコクリームパンの中身が入っていたような感じ)、「チョコ!!!」という勢いもありませんでした。

どうして普通のコロッケにしなかったのだろうと、それからしばらく後悔することになるわけですが、考えてみれば、あのときにチョココロッケを買っていたからこそ、こうやってブログのネタができたわけです。

また、人と会話をしていて「コロッケ」の話題になったときには高い確率でこのエピソードを使うことができます。そして「コロッケと言えば、鎌倉でチョココロッケっていうの食べたんだけど〜」というと、多くの場合、聴き手は「なにそれw」と食いついてきます。

お笑い芸人なんかも同じかも知れませんが、研修やセミナーで仕事をする講師も「話をする仕事」である以上、普段からこういったユニークな体験を積み重ねておくと良いのかなあと思います。


教科書や理論をなぞるだけの講義は退屈です。ですが、そこに自分の体験談を絡めることができればオリジナリティが生まれます。たとえばマーケティングや商品開発の話をするときにチョココロッケを題材にしたらおもしろい話ができるかもしれません。

また、そこまでいかなくても雑談・小ネタとして使えるかもしれません。いずれにしても、そうなったとき、スティーブ・ジョブス氏言うところの"Connecting Dots"が実感できます。

なお、「ユニークな体験」と書きましたが、これはポジティブな体(成功体験)験でもネガティブな体験(失敗体験)でもかまわないと思います。上記のチョココロッケの話もそうですが、むしろ失敗体験のほうが人を惹きつけたりします。


というわけで、今後は「普通のコロッケかチョココロッケか」、そのような選択を迫られたら、迷わず後者を選びましょう(笑)。好き嫌いに関係なく、「チョココロッケを選ぶこと」が、ある意味、講師(を目指す人)の仕事であり宿命なのです。

それが後に活きるのですから。


本当に成長に繋がる研修 5つの条件


研修という仕事は、金銭的報酬だけでなく受講者の「時間」という貴重な資源もいただくわけですから、当然にそれに見合う価値を提供しなければならないと考えています。そして、その価値とは基本的には「受講者の成長」ということになります。

正直、世の中には「なんとなく参考になった」「なんとなく楽しかった」という研修は多いものの、真に成長に結びつく研修は少ないと感じています。今までに自分が受けてきた研修をリストアップして、それが今の自分にどう結びついているかを振り返ってみてください。案外、費用対効果の低さに驚かれるのではないでしょうか。

もちろん、自分自身そういう素晴らしい研修ができているというわけではないのですが…、少なくとも「真に成長にむすびつく研修とは?」という命題を粘り強く考え続けることは、教育に携わる人間の責務であると考えます。



【5つの条件】

たとえば「決算書の読み方」とか「セクハラ防止研修」といった具体的な知識は、比較的教えやすいです。もちろん講師の実力によって学習効率は差が出ますが、基本的に教えたことは知識として残ります。

しかし、自分の扱っている「ロジカルシンキング」のようなコアスキル系の研修については成長に結びついた実感を持っていただくことが非常に難しいのです。みなさんの中でロジカルシンキングの研修を1日受けたから論理的思考力が上がった、という方はまずいないでしょう。

そうした状況において、今のところ自分が考えていること、つまり「成長にむすびつく研修をデザインするための条件」を5つ、述べておきます。


(1)インストラクショナルデザインのプロセスに丁寧に則る

 →以前書いた「研修開発における17の鉄則」の記事を参照ください。この「丁寧に則る」ことは思いのほか面倒です。しかし、きっちりと守らなければいけない点でもあります。

こういったデザインをせずにいきなり研修を作り出すのは、システムの要件定義や設計をせずにいきなりプログラムを書き出すのと同じです。なんとなくそれっぽいものはできるかも知れませんが、顧客ニーズを満たしたものは作れません。

たとえば「何を教えるのかをはっきりさせる」というステップがあります。「マーケティングを教える」だけではダメで、マーケティングの何を教えるのか? 具体的に答えられないうちはそもそもゴールが教え手自身にも分かってないよね、ということになります。

地味な作業ですが、ここが研修の品質を大きく左右すると強く実感しています。




(2)Before & After を定義する

 →(1)とも関連しますが、「どのような状態の受講者を」「どのように変えたいのか」を明確にするということです。

「状態」というのは具体的には「何を知っていて」「何を知らなくて」「何ができて」「何ができなくて」…といったことです。こういった事前調査が足りていないと、すでに知っているはずの知識を教えてしまったり、知らない知識(かつ必要な知識)を教えずに済ませてしまったりといったことが起こります。

また、それらを定義したら、次は当然「どうすれば変えられるか」を検討することになります。駆け出しの講師にありがちですが「教科書的な知識を羅列して終わり」な研修では成果は上がりません。




(3)最初に「なぜそれを学ぶのか」を話す

 →「20:80の法則」は研修にも当てはまると考えています。すなわち「最初の2割で8割が決まる」ということです。

導入部では「それを学ぶ必要性」について理解していただきます。たとえば「なぜロジカルシンキングを学ぶ必要があるのか」「学ぶとどんなメリットがあるのか」ということです。

きちんとメリットが伝えられれば受講者のモチベーションは上がり、後の吸収効率も高まってくるはずです。


(4)「自分が成長したとき」のことを思い出してみる

 →「どうすれば成長に繋がるか」ということを考える上では「自分はどうやって成長したか」を振り返ることがよいヒントになります。

たとえば私の場合。「ロジカルシンキング」スキルが大きく伸びたと感じたのは、それを講師で教える立場になったタイミングでした。「教えることは最大の学習である」という言葉がありますが、教えるためにさまざまな勉強・研究をしてきたことが役に立ちました。

そうであるならば、受講生に「教える」経験をさせるのが効果的なのではないかとアイディアが浮かびます。そして、研修の中で「今日学んだことを他の人に教えてみる」演習を入れることはできないか、などと考えていくわけです。

もちろん、仲間内で「自分が成長したきっかけ」について情報交換してみるのもよいと思います。よりアイディアが収穫できるはずです。


(5)CSF(主要成功要因)を見抜く

 →ここまでは「個人の成長」という観点で話をしてきましたが、いくら個人のスキルが上がっても、それが「会社の成長」にもつながるものでなければ意味はありません。

たとえばロジカルシンキングの効果的な研修ができたところで、そのスキルが顧客の業界にとってのCSFでなければ、つまり論理的思考力が顧客満足度や業績との相関があるものでなければ費用対効果は見込めません。

したがって、講師をやる人は講師としてのスキルも重要ですが、顧客企業をコンサルティング的な視点から見る目が求められると考えています。そして、その点では経営診断能力を持つ診断士は、そうでない講師に対しての「強み」を有していると考えられます。




以上、5つ挙げてみました。思いつくままに挙げていますので、時間の経過とともにまた新たなアイディアが出てくるかも知れません。また、皆様のご意見があれば歓迎です。


また、「真に成長につながる研修・セミナー」を一緒に考えていきたい方はこちらまで。明日、説明会を開催いたします。

研修教材は最初にExcelから作る


僕が研修教材を作るときに使っているシートを紹介します。「こんなのとっくにやってるよ」という講師の方も多いと思いますが、一方で教えると喜ばれることも多いので、ここで共有します。

僕はほとんどの場合パワポで教材を作りますが、いきなりパワポには向かいません。

まず、このようにExcelの表に内容を入力していきます。



テンプレートはこちらからダウンロード可能です。


Excelの1行がパワポの1枚に対応します。1行ごとに「スライドの見出し」「見せる内容」「説明する内容」「所要時間」などを入れていきます。

なぜパワポから始めないか。それは、まずは表形式にしたほうが「研修の流れ」をつかみやすくなるからです。パワポで1枚1枚めくっていった場合、全体的な流れを見失いがちです。ストーリーが多少飛躍していても気づきにくいのです。

そこで、このように表にして一覧性を高めたうえで内容を確認しているわけです。完成したら、上から一歩一歩つながりを確認していくことになりますが、つながりの弱いところには違和感を覚えるはずです。

また、業務効率化の観点からもこの方法はオススメできます。いきなりパワポから入ると「考える⇒書く」という手順を何度も行き来することになります。「内容を考えるモード」と「パワポを使いこなすモード」の段取り替えを往復するのはなかなか煩雑です。

それに対して、まずはExcelで「考えること」に徹し、パワポは「書くこと」に徹します。もちろんパワポを作っている最中に新しいアイディアが浮かんだり、問題点を発見して変更が起きるということはあります。でも、それでも大部分を片方に専念できることで、作業スピードは高まります(ECRSの「R」の考え方ですかね)。

また、全体像がつかみやすいので、クライアント側の研修担当者に見せやすいというメリットもあります。さらに、担当者からダメ出しが出た場合に修正が早くできる点もGoodです。苦労して作ったパワポが「思っていたのと違う。全部作り直し!」となったら目も当てられません。

教材作成(というかプレゼン全般に当てはまるかも知れませんが)をされている方は、ご参考いただければ幸いです。



【宣伝】4/7にチャリティセミナーを開催します。こちらもご参照ください。



【2012年度 東日本大震災チャリティセミナー 4/7】ご案内


東日本大震災から、明日で1年になります。

昨年もチャリティセミナーを行いましたが、この震災の記憶を風化させない、若い世代にこの重大さを伝えて行きたい、という思いから、毎年1回は開催していきたいと考えています。

今回は、自分としては初めてのチャレンジになりますが「手話」をテーマ(の1つ)としています。

◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ 

■テーマ:「手話の基礎とプレゼンテーション・ジェスチャー」

■目的:本セミナーの目的は大きく2つあります。

ー袁辰隆霑辰鮟得し、「初対面」「道を教える時」「災害時」など必要最小限の範囲において手話で伝えられるレベルを目指すこと

⊆袁辰良集修箙佑方をふまえて、プレゼンテーションにおけるジェスチャーのあり方を考えること。また、それによりプレゼンにおける表現力・伝達力の向上を目指すこと

以前、手話について学ぶ機会があり、その表現力の幅広さに驚かされました。手(や表情)の動きで多くの言葉を伝える。それはプレゼンテーションにおける表現にも応用が利くのではないかと考えました。

手話の基礎を学び、それをプレゼンに活かす方法を考える。それにより、「手話に対する理解を深める」「手話を使える人を増やす」と同時に、「伝える力の高いプレゼンができる人を増やす」という一挙両得を狙いとしています。




■構成(変更の可能性あり):

1. 手話の基礎(概要、種類、考え方など)
2. 最低限、覚えておきたい手話の単語集
3. 手話ロールプレイング演習
4. プレゼンにおけるジェスチャーの基礎
5. プレゼンテーション実践演習
6. まとめ


■受講料:1000円以上で任意
(必要経費を差し引いた全額を日本赤十字(予定)に募金します)

■日時:4/7(土)15:30〜18:00

■会場:都内(文京区)

■講師:私、および渡辺まどか女王

■その他:
‘芦菷稜笋砲弔い董ШGは手話とプレゼンテーションというテーマの特性上、演習が中心となる内容のため、DVDでの販売は見送らせていただきます。ただし、昨年はDVD販売で多くの募金をいただきましたので、何か別のテーマのDVDを販売するなど検討しています。

当日は13:00〜15:00にERMC(私と女王によるコンテンツ開発力養成塾)の説明会を開催いたします(ERMCについての説明はこちら)。「企画力を伸ばしたい!」「セミナーや執筆のスキルを高めたい!」という診断士の方は、こちらもぜひご参加ください(別途ご案内します。ご参考までに昨年版の概要はこちら)。


■応募方法
こちらのフォームよりお申し込みされるか、私や女王の連絡先をご存じの方はそちらまで「参加希望」とご一報ください。質問も大歓迎です。

お申し込みはセミナー前日まで受け付けていますが、人数によりグループワークの進め方を調整したりしますので、お早めにお申し込みいただけると助かります。

多数の方のご参加をお待ちしています。よろしくお願いいたします。




「自分で仕事をした経験が、研修に迫力をもたらす」


私もNANAさんにならって5分で書くブログ。そしてtiara女王のネタにトラックバックするよ。

>講師や執筆の仕事に力を入れるにしても、コンサルの仕事は絶対に続けること

これにはとても同意ですね。

自分も、会社勤めだったときに上司(鬼)に同じようなことを言われたことがあります。

「自分で仕事をした経験が、研修に迫力をもたらす」のだと。

自分でモノを売ったり、自分で問題解決に取り組んだりした体験(成功も失敗も含め)は、研修や講演で話すネタのインプットになるし、またその体験からくる「自信」がオーラ・迫力になって、聞き手を惹きつけるのだと思います。

自分もここ数ヶ月間、コンサルタントとしてあるプロジェクトに入っていますが、講師という立場から見ればそこは研修や講演のネタの宝庫でもあります。もちろん守秘義務はありますが、うまく抽象化したり固有名詞を伏せたりしていくことでネタにしていくことができます。

個人的には研修の仕事が好きなのですが、一方でインプットを目的(の1つ)としてコンサルなどの仕事もしていく。自分はそういうポートフォリオで今後もやっていかねばと思っています。

以上、15分かかってしまいました(笑)。


講演や研修の冒頭でリスペクトを得るための「ステータス」と「コンテンツ」


講演や研修・セミナーなどにおいては、話し手は最初の数分で聴衆を「この人の話を最後まで聴きたい!」という気持ちにさせる必要があります。(以前ある人から教わった内容の受け売りですが)それを「リスペクトを得る」と呼んでいます。

リスペクトを得るための方法は大きく2種類に分けられると思います。1つは、経歴とか業績などの「ステータス」、1つはトークの内容、つまり「コンテンツ」です。

言ってみれば「ステータス」は、その人の表面的要素、「コンテンツ」は内面的要素と分けられるかも知れません。


たとえば、プロフィールに「ハーバード卒!」とか「マッキンゼー出身!」とか「年収1億円!」とか書いてあれば、多くの聴衆は「おぉっ、そんなすごい人の話なら聴いてみるか」と考えます(まあ、そういう情報は参加する前から判明していることが多いのですが)。これが「ステータス」によるリスペクト。

で、実際に話し始めてみたらすごく視点が鋭いとか、貴重で役立つ情報を教えてくれるとか、ギャグが冴えててドッカンドッカン笑わせてくれるとか、そういう話の中身で聴衆を惹きつける。これが「コンテンツ」によるリスペクトの獲得。





話し手は、この「ステータス」と「コンテンツ」をどう使い分けて聴衆のリスペクトを得るかの戦略をあらかじめ練っておくことになります。

以下に、そのためのヒントを2、3記載しておきます。


(1)「ステータス」がなければ「コンテンツ」で勝負するしかない。ただし、自分では弱いと思っているステータスでも、聴衆にとってはリスペクトにつながったりするので、ムダに謙虚にならないこと。じっくりと経験の棚卸しをして「こういう経歴って、受けるかな?」と周囲に聞いてみるとよいと思います。


(2)研修をする場合、「アイスブレイク」はリスペクトを得るチャンス。ユニークなオリジナルのアイスブレイクをやるとか、そのファシリテーションの巧みさで「この講師、デキそう!」という印象を与えることができる。

参考記事:「私的アイスブレイク論」
http://redwing-don.jugem.jp/?eid=755


(3)私見ですが、僕はどちらかと言うと「コンテンツ」を重視しています。なぜかというと「ステータス」は聴衆のベネフィットにならないのに対し、「コンテンツ」は聴衆のベネフィットになるからです。

たとえば「講師の年収が1億円である」と知ったところで聴衆が得をするわけではありません。むしろ、やりすぎると自慢・イヤミに感じられてしまうリスクがあります。それに対して、「役立つ情報提供」は聴衆のプラスになります。「ステータス」と「コンテンツ」には、このような違いがあると思うのです。

もちろん「ステータス」がダメだと言っているわけではありません。「ハク」「威厳」をつけるために経歴をアピールすることは僕もやっています(若いからナメられないようにするためという事情が大きいのですが)。ただし、その場合「コンテンツ」が伴わないと「話し手の自慢話ばかりだった」という感想を持たれてしまうと思うのです。


ちなみに、僕はブログにおいてもそのような意識を持っています。このブログでは、僕の気づきとか、視点とか、考察とか、(この記事自体そうですが)そういう記事の比重が大きいと思います。

ごく稀に、経歴や業績を自慢しまくるようなブログがありますが、僕自身そういうのを見てよい気持ちがしないのでやりません。もちろん、いいできごとがあれば人に自慢したくなりますが、もし自慢するなら、それを上回るくらいの情報提供をしようと思うのです。


やや話がずれましたが、そんなわけで「ステータス」と「コンテンツ」をうまくミックスして、オーディエンスのリスペクトをゲットしていただければ幸いです(←ルー大柴っぽい)

twitterによる研修のフォローアップサービスが出てきそうな気がする


誰しも経験があることですが、人は学んだことは時間と共に忘れていってしまいます。

忘却曲線というのがありますが、人は学んだことを1日で74%忘れるといいます(当然、この数値は学習内容や個人による差がありますが)。だから「復習」によって定着させようとします。


※拾い物の参考画像です

社員研修なんかも同じで、1日がかりの研修内容をすべて覚えていられる人などいません。だから、メールによるフォローアップ(情報発信や質問対応)をやっている講師や企業があったりします。


鳩山首相も使うほどにtwitterが普及してきた昨今、こういったフォローアップをtwitterでやるところも出てくるんじゃないかなと思います(というか、もうすでにやってる講師もいるかな?)

研修が終了したら、復習用のtwitterアカウントを受講生に教える。受講生(twitterユーザーであることが前提)はそれをフォローする。講師は定期的に、学習コンテンツの復習となるような内容を発信する。

メールだと開く手間がかかってしまい後回しにされがちですが、twitterであればその手間がなく、読んでもらいやすくなると思います(フォロー数が多いユーザーにとっては他のつぶやきに埋もれてしまう懸念もあるので、この辺の対応は考えなければなりませんが)


なお、twitterには"bot"という仕組みがあります。これは、人ではなくてプログラムにつぶやいてもらうというものです。あらかじめつぶやきたい内容を設定しておけば、自動で定期的に(たとえば毎朝1回など)つぶやいてくれます(注:botにはこれ以外の機能もありますがここでは割愛)

例:朝日新聞のニュースを発信するbot
http://twitter.com/asahi

扱っているコンテンツの種類が多いとか、忙しくて自分でつぶやいていられないという講師の方にとっては、botの活用が解決策になりうると思います。botの作成は技術的にはそれほど難しくないので、わりと普及していく可能性があるんじゃないか思います。


…それでもbotの作り方が分からないという方は私までご連絡を。格安でお作りいたしますぜ( ̄ー ̄)ニヤリ

私的「アイスブレイク」論(後編)


少し間があきましたが、前回の続き。


【4.研修内容への伏線】

アイスブレイクは、受講者間の交流を促進させることが目的の1つですが、その研修のテーマにも繋がる内容になっていると学習効果が上がると思います。


・コミュニケーションスキルの研修で、バースデーラインなどのコミュニケーション系のアイスブレイクを行う
・マーケティングの研修で、「キャッチコピーを作る」などのアイスブレイクを行う


「まず、今回のテーマに絡んだゲームをやってみましょう」などと宣言して入っていくのもよいと思いますし、逆に最初は明かさずに、研修の本編の中で「実は、最初にやったゲームはこのように繋がっていたんですね〜」と明かすのもまた、サプライズ感があってリスペクトを得られると思います。

そんなわけで、(可能であれば)「アイスブレイクと研修テーマをリンクさせる」ことにチャレンジしてみてください。


【5.アイスブレイクの負の側面】

受講者の緊張を解きほぐすためのアイスブレイクですが、常にやればよいというものでもなく、状況によっては逆効果になることもあります。たとえば、中高年の受講者の中には「なんでこんなゲームやらねばいかんのだ」と最初から反発される方も見受けられます。アイスブレイクの中には、けっこう気恥ずかしいものも多いですしね。そういった状況で無理に実行しようとすると雰囲気が悪化するおそれもあります。

また、個人的には「今からアイスブレイクやります」と宣言することに、疑問を感じていたりもします。考えてみれば「今からアイスブレイクやりますよ〜」というのは、裏を返せば「場が固いですね」と言っているようなものであり、さらに拡大解釈すれば「あなたたちコミュニケーション力低いですね」と言うようなものである気もしているからです(考えすぎ?)。

そういう意味では、明確にアイスブレイクの場であることを宣言せず、「気がついたら盛り上がって、打ち解けていた」という状況になるように場運びをすることが理想なんじゃないかなと、僕は思っています。微妙なところですが…。


参考:「アイスブレイクなんて機能しない?」
http://www.teambuildingjapan.com/column30.html



【6.アイスブレイクの作り方】

前回ご紹介した「アイスブレイク集」的なサイトを見て、よいと思ったものをご自身で採り入れていただければよいと思うのですが、自分で作ってみるのもまた勉強になります。

最初に作りやすいのは自己紹介でしょうか。「漢字一文字で自己紹介」「あいうえお作文で自己紹介」などの既存の自己紹介に加え、自分でユニークなものを作るとしたらどのようなものになるか、アイディアをひねってみてください。

他にもネタはあちこちに転がっていると思います。たとえば、多湖輝氏の「頭の体操」シリーズは、発想力を鍛えるクイズが多く収録されており、ネタの宝庫です。他にも、街中で得た気づきや人との会話から得た気づきをもとに、新しいアイディアが閃くこともあると思います(ちなみに僕は今度、あるマンガの中に出てきたゲームをアイスブレイクにしてみようと思っています)。

既存のアイスブレイクをやろうとすると、「あ、それやったことがあるー」と受講者に言われてしまうこともあります。なので、誰も知らない「自分だけのオリジナルのアイスブレイク」を持っておくことで、講師としてのリスペクトを得ることができるんじゃないかなと、僕は思っています。


以上、アイスブレイクについての私論を書いてみました。ご参考くださいませm(_ _)m


私的「アイスブレイク」論(前編)


先日の合宿で「ところで、『アイスブレイク』って何?」という話題が出ました。

ここで、自分なりに思うところを整理してみます。あくまで私論なので、ちゃんと勉強をされたい方は専門書などもご参考ください。


【1.アイスブレイクの一般的な定義】

「アイスブレイク(アイスブレイキング)とは、会議やセミナーや体験学習でのグループワークなどの前に、初対面の参加者同士の抵抗感をなくすために行うコミュニケーション促進のための2人以上で行うグループワークの総称。少人数でのゲームがよく用いられる」(wikipediaより)


※参考:アイスブレイク集(日本ファシリテーション協会)
https://www.faj.or.jp/modules/contents/index.php?content_id=27


【2.アイスブレイクの目的について補足】

「参加者同士の抵抗感をなくす」「コミュニケーション促進」が目的であるならば、

・もし参加者同士がすでに打ち解けているのなら、必ずしも実施ななくてよい
・もしアイスブレイク以外に打ち解けさせる方法があるのなら、それをやってもよい

と考えることもできる。

もし参加者が既に知り合い同士とか、積極的で開始前から仲良くなっていた場合など、必ずしもアイスブレイクの実施に固執しなくてもよいと思う。

また、明石家さんまばりにトークでガンガン盛り上げて受講者を巻き込むことができるのならば、この場合もアイスブレイクは必ずしも要らないかも知れない。

アイスブレイクは手段であり、行うことが目的化してはならない。その辺は柔軟に。


ただし、お昼休憩後の眠い時間にリフレッシュのためにやるとか、そういうことは考えられる。アイスブレイクというと開始直後に行うイメージがあるけれど、僕の元上司なんかは休憩後にやることもあった。

また、アイスブレイクは交流促進の他にも「研修テーマへの伏線」としての意味を持たせることもある(後述)。


【3.アイスブレイクの分類】

上で紹介したアイスブレイク集では「ほぐし系」「紹介系」といった分類をしていますが、ここでは自分的な分類をしてみます。自分の体験に基づいているので、まだネタや分類方法はあると思います。

(1)自己紹介系
 ⇒参加者間で自己紹介をしていく。ただし一定の条件を設定する。
 例:「漢字一文字で自己紹介」「100万円あったら何に使うか」


(2)クリエイティブ系
 ⇒ある程度受講者の創造性が試されるもの。講師にとっては、ここで各受講生の力量をチェックできるというメリットもある。
 例:「あいうえお作文で自己紹介」「あなたのキャッチコピーは?」


(3)コミュニケーションゲーム系
 ⇒参加者間のコミュニケーションを促すことで打ち解けさせようというもの。
 お題によっては「よりよいコミュニケーションをするためには?」という気づきを促す効果もある。
 例:バースデーライン以前書いた記事をご参照)


(4)右脳クイズ系
 ⇒特定の知識というよりは発想力やアタマの柔軟性が求められるクイズ
 例:「ナインドッツ」

「特定の知識がないと解けないクイズ」よりは「ヒラメキ次第で解けるクイズ」のほうが受講者にとって公平感があるので、この手のクイズはオススメかと思います。


(5)心理テスト系
 ⇒ココロジー(←懐かしい)的なクイズをやってもらう。
 例「あなたの腕時計に対する印象は?」と質問して、最後に「腕時計=恋人の象徴」であることを明かす。

まあ、マユツバ的なものが多いけれど、この手の心理テストは盛り上がるのは皆さんもご経験があると思うし、ある意味自己紹介の役割も果たしてくれる。また、ここで判明した性格やキャラを、その後のトークでイジりのネタにすることができる(笑)。


(6)トリビア系
 ⇒「へぇ〜」的な知識をクイズ形式にして解いてもらう。特に研修テーマと関連があるものが有効だと思います。
 例:企業経営がテーマの研修で「ところで、世界で一番長生きの企業は?」(ちなみに答えはこちら



長くなったので次回に続きます。

もうちっとだけ続くんじゃ(by 亀仙人)。


「世界一受けたい授業」が世界一受けたい授業である7つの理由


僕はテレビはほとんど観ないのだけれども、最近はジムで走るときにランニングマシーンについているテレビを観ることがある。

最近おもしろいなと思うのは「世界一受けたい授業」
http://www.ntv.co.jp/sekaju/

毎回、さまざまなゲストが来てその分野を分かりやすく説明する。ということで人気もあるらしい。

今回は、この番組がなぜおもしろいのかを考えてみた。


1. 身近な事象から入る。素朴な疑問から入る
 ⇒「色鉛筆が丸く、普通の鉛筆が六角形である理由」といったように、身近にある事象や「そういえばなぜだろう」という素朴な疑問から中身に入っていく。だから学び手が興味を持ちやすい。また、「鼻づまりを直す方法」といったように直接的なベネフィットのある内容も教えている。

2. 最先端/最新の情報が手に入る
 ⇒その道の専門家が、最先端/最新の情報を提供する。たとえば先日の放映では「心臓」についての最新の学説の紹介があった。こういった鮮度の高い情報に、人は惹かれる。

3. 意外な事実を教える
 ⇒「フランスでは、死んだ人との結婚が可能である」といったように、意外性のある情報を提供していてサプライズ感がある。まあ、それにしても「おお〜」とか、会場の反応はいちいち過剰すぎると思うけど…。

4. 数字で見せる
 ⇒たとえば「心臓は毎日10万回動くんですよ」といったように、事実を数字を使って定量的に示す。「心臓は毎日たくさん動く」とか言われるよりも具体的でインパクトがある。

5. ビジュアルを駆使している
 ⇒図解、画像、動画、模型などを用いて説明する。当然、視覚に訴えたほうが文字情報だけの場合よりも理解しやすい。

6. ところどころで「考えさせる」質問を投げかけている
 ⇒「コンビーフ缶はなぜ台形なのか?」といったように出演者に問いかけを行う。それで視聴者もアタマを使うきっかけになり、刺激を与えている。

7. 笑いがある
 ⇒くりぃむしちゅーを始めとした出演者の掛け合いが笑いを生む。だから退屈しない。


これらを裏返すと「世界一受けたくない授業」の特徴とは、こういうことになるかと思います。


1. 理論的な内容が多すぎて、身近な事象との結びつきが分かりにくい
2. 最先端/最新の情報がなく、内容に新鮮みがない
3. 情報に意外性、サプライズがない
4. 数字を使わず、定量的/具体的に示していない
5. ビジュアル(図解、画像、動画、模型等)を使っておらず文字情報が多い
6. 一方的な講義中心で、受講者に考えさせる展開になっていない
7. ユーモアがなく、リラックスや息抜きにならない


これは、自分が人にモノを教えるときに注意しなければならない内容でもあると、思うのです。





12345>|next>>
pagetop