December 2017  |  01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31

スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

【待ってろ】試験参考書出版のお知らせ【診断士!】

突然ですが、「受験生最後の日」以来、何年かぶりに本を書きました。診断士試験の参考書(勉強術本)です。

お店によってはすでに発売中、そうでないところも順次、10/10ごろまでには店頭に並ぶようです。




試験制度から個別具体的な勉強法まで、診断士試験にまつわる88の質問に回答する形式となっていますが、なんといっても本書のウリは4人の執筆陣。

・おなじみ経営革新の女王こと「まどか先生」!
・受験指導ブログのツートップ、「タキプロ」!
・同じく「一発合格道場」!
・そして私、ペパチェ!(?)

という陣容の厚さとなっております。

もっとも、私だけ診断士試験からしばらく遠ざかっているので(←2006年度合格)、最近の受験生/診断士からしてみたら「誰コイツ?」的な四段オチに見えなくもないですが…(当ブログ初めての方は以下などをご参考までに。受験の体験談やノウハウ・考察記事が多数あります)

1次試験についての考察記事
2次試験についての考察記事

ともかく、本書では1つの質問に対して1〜3名が回答しているので、同じ悩みに対して多様な視点からヒントが得られる点が本書の最大のメリットですね。中には正反対の意見もあったりして、自分にあったアドバイスを探すのも本書の楽しみ方の1つといえます。

そのうちAmazonでも試読できると思いますが、こんなイメージです



(クリックで拡大)

なお、他3名が鋭く素晴らしい回答をされているので、私は主に「変化球担当」として、なるべく斜めな視点からの回答を試みています( ̄∀ ̄)。当ブログの1,000本以上の記事や前著「受験生最後の日などで培ってきたすべてをぶつけていますし、4人で最後ギリギリまで校正・ダメ出しをして、品質向上を図りました。

お値段は2,000円+税とちょっとお高いですが、「女王」「一発道場」「タキプロ」「ぺパ」が長年蓄積してきたノウハウを濃厚つゆだくに凝縮しており、価格に見合った内容にはなってるんじゃないかと自負しております

以上、試験勉強のおともに、あるいは診断士の方も受験生にアドバイスする際の参考として、ご活用いただければ幸いです。

<参考:共著者のブログ/Facebook記事>
これまでにない診断士試験対策本をつくりました!(まどかさん)
準備中(げっちさん@タキプロ)
準備中(ハカセさん@道場)

以上

「気づき」のフォーマット


明日はいよいよ2次試験。受験される皆様のご武運をお祈りしています。今回は受験生の間でよく使われる「気づき」という言葉について書いてみたいと思います。

「気づき」とは何か。あいまいな言葉であり、人によって定義や使い方も異なりますが、私は以下のようなものだと考えています。


If ________(A)_________,
 I Should ________(B)_________
(Aという状況においては、Bをしなければならない)


このフォーマットに当てはまる必要があると考えています。

単純な例として、熱いラーメンを急いで食べて舌を火傷したとします。その出来事からは「熱いラーメンを食べるときは、覚ましてから食べなければならない」という教訓、気づきが得られます。

受験生のころ、私は与件本文の中の改行が原因で数字の読み間違いをしたことがありました。その体験からは「与件から数字を拾う際は、前後の行に情報の見落としがないか確認する」という気づきが得られました。


■「改行のワナ」
http://redwing-don.jugem.jp/?eid=116


「計算ミスをしたから次からは気をつけよう」「与件の読み間違いがあったから次からは注意深く読もう」というのは、上記フォーマットのような具体性に欠け、気づきとは言い難いと考えます。試験本番で助けてくれるのは、「If, then」式に落とし込まれた具体的なアクションのみです。



(余談ですが、セミナーや研修における「気づき」も同様ですね。「参考になりました」「勉強になりました」では、おそらく今後に生きてこないわけで、「Aという状況ではBをすべき」という表現に落とし込まれて初めて使えるものになってくると思います)

本番まではあと1日しかなく、これまでの教材やノートを振り返っている時期かと思います。この1年で得てきた「気づき」が多数あると思いますが、それらが上記のフォーマットに落とし込めるか、本番の中で具体的に活かせるものになっているか、そのような観点から確認していただければと幸いであります。

【2次試験】自分が問題と思っていることは本当に問題なのか?


【リスニングが苦手という思いこみ】

9月のTOEIC受験を申し込みました。2年前に795点でしたが、今回はできれば850点、少なくとも820点が目標です。経験上、グローバル企業でのテレカン(国際電話会議)に耐えうるには最低900点は必要かと思っており、最終的にはそこを目指さなければと思っています。

僕は自分では「リスニング(ヒアリング)」が弱点だと思っていました。英会話において相手が何を言っているか分からないことが多かったし、また(多くの人がそうであるように)学校教育でリーディングは十分に勉強してきたため、短絡的にリスニングを鍛えねばと考えていました。

しかし、最近になって「本当の問題は『熟語力』にあるのではないか」と思うようになってきました。

よくよく振り返ってみると、リスニングそのものは思ったよりは聞けていると気づきました。音声を聞いたあとで「どんな単語が流れていたか」と聞かれれば、全てではないにせよいくらかは答えられます。

問題は「ではどういう意味だったか」が、おもに熟語のせいで分からないということです。たとえば「put」と「up」、どちらも中学1年レベルの単語ですが、「put 人 up」では「人を(家などに)泊める」という意味になります。

こういった熟語の語彙が足りない。だから音声としては聞けても意味がつかめない。訳を考えているうちに、次の問題の音声が流れてしまう。

(実際、TOEICのスコアを見るとリーディングも意外と低得点でした。これも語彙がないために読むのが遅いのだと思われます)

したがって、僕の場合はCDなどで音声を聞く訓練も必要ではあるのですが、それだけではダメで、もっと単語や熟語の語彙を増やさなければ点数は伸びないだろう、ということになるわけです。




【「本当の問題」を見つける】

このように、思いこみなどによって「本当に解決すべき問題」を間違えてしまうことはよくあります。

ドラッカー先生もこのように言っています。


「間違った問題への正しい答えほど始末に負えないものはない。」
The right answer to the wrong problem is very difficult to fix.


たとえばある企業の売上低下の原因が本当は「客単価の低下」にあるのに、いくら「客数」をテコ入れしても根本的な解決にはなりません。客数がもともと十分ならのびしろがなく改善努力もムダになるでしょうし、多少伸びたら伸びたで「やっぱり客数が問題だったか」という誤った認識が社内に生まれ、肝心の客単価対策はよりないがしろにされます。




これから2次試験を受ける方にお伝えしたいのは「真の問題の解決に取り組んでいただきたい」ということです。

以前あった話です。ある受験生の方がブログで「(自分は)知識量が足りない」と書かれていました。しかし、そのブログの文章がかなり読みにくかったり論理的に飛躍している。誤字脱字も多い。その人の本当の問題は知識量よりも「文章力」にあるんじゃないかと感じました。

その場合、当然いくら「知識」を補充しても合格にはなかなかたどり着かないと思われます。


なぜ、本当の問題を見落としてしまうのか。そのへんの考察は長くなるのでまた後日書いてみますが、少なくとも「本当の問題を見つけ取り組むことはそう簡単なことではない」ということを、僕の英語の例や上記の受験生ブログの例を通して感じていただければと思います。

ドラッカー先生の言葉を思い出し、「自分が問題だと思っていることは本当に問題なのか」と疑ってみる姿勢を、まずは持っていただければ幸いです。


彼女がA君に別れを告げた本当の理由


【1.恋人と長続きしないA君】

内気な性格で話しベタなためか、なかなか彼女のできなかったA君。トークの上手い先輩に教えを受けたり、多くのハウツー本を読むことでそれなりに話術を磨き、とある合コンをきっかけに晴れて彼女ができました。

しかし、わずか2ヶ月で破局が訪れます。彼女は「やっぱり仕事が忙しくて中々会う時間がとれないから…」と言っていましたが、A君は別になにか理由があるのではないかと直感します。

A君は、克服したと思っていた「話しベタ」がまだ不十分なのではないかと考えました。もともとコンプレックスを持っていた部分だけに、どうしてもそういう結論にたどり着きます。そこで、A君は以前にも増して「もっと話し上手になってやる!」と熱心に話術を研究し練習しまくり、ついにはそこらへんの若手芸人顔負けの話術を身につけました。




しかし。合コンでは好感を持たれ、デートにこぎつけはするものの、なかなか後が続きません。うまく交際に発展しても、またすぐに別れを告げられてしまうのでした。





【2.A君をフった本当の理由】

さて、場所は変わってとある居酒屋。女子会が開かれています。そこでA君の元カノが他の女子にこんな話をしていました。


「私の元カレ、ごはん食べる時のマナーがだらしなくて、そこがイヤだったんだよねぇ。まあ本人にはこういうこと言いづらいから言わなかったけどぉ」


ちなみに、他の元カノも同じ理由でA君がイヤになったとのことでした。


なんということでしょう。A君がモテない真因は「話しベタ」ではなく「食事中のマナーの悪さ」にあったのです。

「そんなことで?」を思われる方もいるかも知れませんが、恋愛は理不尽なもの。ちょっとしたことがピンポイントで気になる人には気になってしまう。それが関係の終焉に結びつくことだってあるのです。


ともかく、A君は解決するべき問題を間違えてしまった。自分の思いこみで原因を決めてしまった。そしてそれを矯正しようとがんばってしまった。こうして、「がんばっているのに成果がでない」状態が完成します。


ドラッカー先生は「経営における最も重大な過ちは、間違った答えを出すことではなく、間違った問いに答えることだ」と言ったそうです。

A君は本当は「どうすれば食事中のマナーがよくなるか」という課題設定をすべきだったのに、「どうすれば話術が上手くなるか」という課題設定をしてしまった。そして、それに向けてがんばってしまったのです。

解くべき問題を間違えてしまうことは、非常にやっかいです。周囲からは(解決に向けて)努力しているように見えるため「あいつはがんばってるみたいだから大丈夫だな」という安心感を与えてしまうからです。それで安心してて、フタを開けてみたら結果がでていない。努力しなかったから成果が出なかった、というのであればある意味分かりやすいのですが、努力はしてるわけだから自分も周囲も、あれ?となる。



【3.この話から得られる教訓】

A君のエピソード(私の創作ですが)では、下記のようなポイントが示唆されています。

自分で考えるだけでは真因(本当の課題)にたどりつくことは難しい
 ⇒コンプレックスを持っていた部分につい結論を求めるなど思考や判断に偏りがでる
 ⇒真因訴求のためには客観的な他者の協力が不可欠である

ただし、他者が常に正確な意見をくれるとは限らない
 ⇒上記の元カノのように「言いづらいから本当のことを言わない」ケースもある
 ⇒また、その人に観察力がないと、指摘が的外れなものになる可能性もある


自身の問題を解決するためには、↑このような点に留意する必要があります。


鋭い方はもうお気づきかも知れません。私が言いたいのは「診断士試験の振り返りにおいて同じことをしていないか」ということです。本当の課題を見つけられているか、安易に思いこみで結論を出したりしていないか、ということです。ここで「自分の課題」を間違えてしまったら、来年1年、A君のように間違った方向に全力疾走してしまうことになります。

A君のエピソードから、いかに真因訴求が難しいか、ご理解いただけたかと思います。来年に向けて、どうすれば真因(合格するために本当に取り組むべき自分の課題)を見つけられるか、この年末年始にじっくりとご検討いただければ幸いです。


では、よいお年を!

「そこから得られるものは何か?」をブレストしてみよう


人や本からの受け売りですが、何かをするときには「そこから得られるものはなにか?」ということを(1つでも多く)洗い出してみることをオススメいたします。

たとえば、コンサルタントの仕事から得られるものは何か。研修講師のの仕事から得られるものは何か。


中小企業診断士試験の受験生の方は、「試験勉強から得られるものは何か?」を考えてみることをオススメいたします。

「経営についての知識」はもちろんのこと…


思考力、問題解決力、タイムマネジメント力、プロジェクトマネジメント力、文章力、フレームワーク力、仮説思考力、仮説検証力、分析力、継続する力、受験生仲間とのネットワーク、会社での昇進のチャンス…?


などなど。「思考力」と「仮説思考力」のように微妙にかぶるものがあってもかまいません。大切なのは1つでも多く洗い出すことです。多少強引でもかまいません。


このブレストをやることのメリットは以下の2点。

メリット Д皀船戞璽轡腑鵑慮上
 ⇒得られるものが多ければ多いほど、その行為へのモチベーションは高まるはず。この先8月&10月まで、どれだけモチベーションを維持できるかは合否を左右する大きな要素となります。ここで、「受験勉強することのメリット」を1つでも多く洗い出しておき、モチベーションの源泉にしていただければと思います。


メリット◆О媼韻垢襪海箸廼化しやすくなる
 ⇒筋トレをするときには、その部位を意識しながらトレーニングすると効果が出やすいと言います。それと同じことで、「今やっていることが、自分の何の能力を高めているのか」を意識しながら勉強することで、その効果はより高くなると思います。

以前もブログで、「たとえばプログラミングの仕事も、単なるプログラミングと捉えるか、ロジカルに考えるトレーニングにもなると捉えるかによって、身につくものが違ってくるだろう」と書きました(こちらの記事)。

ぜひ、多くの部位を意識しながら勉強する習慣を、身につけてください。それが、半年後の成長を左右すると思います。


それと、1人では気づかない意見や視点も出てくるので、受験仲間がいる方は絶対に全員でブレストしたほうがよいです(他者が納得できるものである必要も、もちろんありません)。100個くらいを目安に、ぜひチャレンジしてみてください。

身の回りの環境を利用して戦う「サバイバル勉強法」


今日は都内某所にて受験生飲み会。

TACの受講生を中心に60名程度、それに現役の診断士が15名程度参加して、受験勉強の相談に乗ったり、合格後の診断士としての活動についてお話ししたりと、そんな会。

何名かの受講生の方には自分のブログや著書を宣伝しておいたので、たぶんここを見に来ていただいているかも知れないので、改めていろいろとご紹介しておきます。


まず、1次試験対策のネタ。僕が1次試験の勉強をしていたときの気づきやノウハウをまとめたエントリーはこちらに30本程度まとめています。興味を持ったところから読んでみてください。 
1次試験攻略wiki


で、1次試験に合格することができたらこちら「受験生最後の日」。受験1年目の方は2次試験本番の1日をイメージすることが難しいと思うので、本書を読んで追体験していただくことをオススメいたします(ちなみに6月ごろに今年度版が出る予定です)。

中小企業診断士2次試験 受験生最後の日 3つのドキュメント〈2008年版〉


また、「診断士になるために必要な思考力を鍛える方法」をテーマに、「企業診断」という月刊誌でコラムを書いています。こちらも合わせてご参照ください。(「企業診断」には練習問題など、試験対策のコンテンツも毎月掲載されています)





ここで、飲み会で受験生の方に話したアドバイスを1つ紹介。


2次試験対策は早めに始めた方がいい→でも1次試験が近い→2次対策をしている余裕はない。そもそも目先の1次を通らなければ2次対策も意味ないし…

…というジレンマに陥っている方が多いと思います。これからの時期、どうしても会社法や中小企業政策を1つでも多く覚えようというモードになっていくと思います。1次試験終了から合格発表まで約1ヶ月あるので、1次試験はなるべく多く得点し、不安のない心境で2次対策を行いたいし。


だけど、ストレートで8月から2次対策を始めるのは本当に厳しい。2ヶ月間の対策だけで合格できた人はほんの一握り(ひとつまみ?)しかない。だから、今から少しずつでも手がけておきたい。

そんな感じなので、僕は普段の「仕事」に2次試験向けの勉強を採り入れていくことをオススメしたいと思います。


まず、模試などの結果から合格安全圏に入っていないと判断される場合、休日や夜間など、勉強に使える時間はすべて1次試験に向ける(→足切りになりそうなくらいの弱点科目がない限りは、財務や運営管理など2次試験とのつながりが強い科目に特に力を入れることをオススメします)。

そのうえで、たとえば会社で

・「書類を書くときには常に文章を100字=ワンセットで書くようにし、文字数の感覚を身につける」(2次試験は「100字で述べよ」という問題が多いです)

・「メールを書くときには常に件名を30字で書くようにして、簡潔に要点を伝える能力を磨く」

・「電話をかけたときに留守電になってもすぐに切ったりせず、きちんと用件を20秒にまとめて吹き込むことで要約力を身につける」


…といったように、試験のための実力を磨く機会はあちこちに転がってます(それが企業診断の連載で一番伝えたいことだったりします)。


軍隊のエリートは、あらかじめ準備した武器だけでなく「身の回りにあるものを活用して戦う」サバイバル技術を教わるそうです。それと同じで、予備校のテキストのようにあらかじめ準備された「武器」だけでなく、身の回りの環境を巧みに活用することで、実力を上げていくことは可能なんじゃないか思っています。

ぜひ身の回りの仕事や生活環境の中で、実力アップに利用できそうな機会はないか、探してみてください。



飲み会でも話しましたが、診断士になったら想像以上に拡がりのある世界が待っています。思いもよらなかった出会いや活動に巡り会うことができます。

多くの診断士が言っていますが「診断士になったら人生が変わる」というのは大げさなことではありません。ちょうど勉強に疲れてくる時期ではあるけれど、その「世界の拡がり」を楽しみにして、ぜひ8月&10月まで走り抜けていただきたいと思います。ご一緒に仕事ができる日がくれば嬉しいです。

本日お会いした皆さんのことを、心より応援しています。自分が受験生のときにも先輩診断士の方にはいろいろとアドバイスをいただいていたので、今度は自分がお手伝いできればと思います。質問などがあれば時間のある限りお答えしたいと思うので、お渡しした名刺のアドレスまでいつでもご連絡くださいませ m(_ _)m


「パーフェクト・ワールド」


「診断士試験に合格するための資質」と「よい診断士になるための資質」は同一だろうか?

理想を言えば、同一でなければならない。
よい診断士になれる人が、試験に合格できるようになっていなければならない。

だけど、様々な理由によりこの2つの円は微妙に重なっていないと思われる。概ね同一ではあるけれど、まだまだパーフェクトではないように思う。

中小企業の活性化のためには、診断士資格の地位向上のためには、よい診断士になれるはずの人を本当は1人たりとも取りこぼしちゃいけないのだ。

(もし本当にそうなったら自分は合格できないかも知れませんがw)


僕がいつかやってみたいのが、「診断士と受験生が机を並べて学べるセミナー」。

「よい診断士になるためのトレーニング」と「試験に合格するためのトレーニング」が同一になるようにデザインする。ケーススタディとかロジカルシンキングなどの領域であれば、やれるんじゃないかと思う。

実際、今回のペパセミは診断士直前の方が対象だけど「もし受験生が参加したとしても役に立つような内容にできないか」という視点で考えてみたりはしている。残念ながら今回はそこまで作り込むことはできそうにはないけれど、じっくり練って工夫すれば不可能ではなさそうに感じる。


また、今度「企業診断」では、診断士と受験生の双方にとってプラスになるコラムに挑戦する。テーマはやはりロジカルシンキングの鍛え方とか、そのへん。

うまくいくかどうかまだ分からないけど、そうやって「合格力」と「診断士力」が一致する、パーフェクトな世界を実現していきたいと思う。

春頃には誌面でお会いできる予定です。


※でけた、セミナーの教材。

「何時間勉強するか」ではなくて「何を勉強するか」


ふう、やっと仕事終わり。このまま勢いでエントリーを書く。テーマは「学習時間」について。


受験勉強を開始したころ、僕は日々の学習時間をExcelで記録していた。だけど、2ヶ月くらいでそれを止めた。

なぜかというと、学習時間を積み重ねることだけが目的化してしまっている自分に気づいたから。「何を学んだか」ではなくて「何時間勉強したか」ということにだけ意識が向いている自分に気づいたから、である。

Excelでグラフにして「今月は○○時間も勉強した」と分かって満足する。しかし、よくよく考えてみると、その時間、自分はずっと集中していたわけではない。1時間勉強をしたら、そのうち集中しているのはおよそ20分くらいだと思う。そんな状態で時間を記録することにどれだけ意味があるのだろうかと、疑問に思ったのだった。


もちろん、集中力のある人、つまり学習時間と学習量が比例する人は、学習時間を目安にすることができると思う。けれど、僕には驚異的に集中力がない。学習時間を積み重ねたからといってそれが身についているとは必ずしも言えない。


そんなわけでこのままではダメだと悟り、「何時間勉強するか」ではなくて「何を学ぶか」という視点を重視して学習計画をすべて作り直した。いったんその日の学習内容を決めたら、それが1時間で終わろうが、30分で終わろうが3時間かかろうが、関係ない。終わるまで、やる。

このスタイルを選択したことは正しかったと思う。集中すればするほど早く終わる訳だから、集中して学習することへのインセンティブが高まり、結果として高い密度で勉強を続けることができた。そして、「あと5分やれば1時間達成だ」などという意味のないことに意識を向けずに済んだ。


言ってみれば、「学習時間」は「目的」ではなくて「手段」である。時間を積むことではなくて、その時間を通して何を身につけたかがあくまでも大切。なにごとも「目的」と「手段」を混同してはいけない。

もちろん、「診断士資格」自体も同様に(毒)。



にほんブログ村 士業ブログ 中小企業診断士へ ブログ村

自分が不合格になる理由をツブす


本年最後のエントリー(たぶん)ということで、自分が受験時に設定した基本スタンスを明かしてみたいと思う。

それは、

合格するためであれば
・不正行為
・犯罪行為
・人に迷惑をかける行為
以外のことならなんでもやってやる、という姿勢

だった。

合格のために必要な人がいれば、ずかずかと会いに行って教えを乞いたし、必要な本やセミナーがあればお金を惜しまなかったし(実際、貯金が激減した)、必要なトレーニングがあれば、どんどん取り組んだ。

また、その一環として、「自分が不合格になる理由があればそれは徹底的にツブす」ということもしていた。


以前、こんなエントリーを書いた。

「今の状況(学習時間や知識、人的資源など)でどうしたら合格できるだろうか?」と考えるだけでなく、「合格にたどり着くためには何を潰せばよいのか」と考える。そのようにアグレッシブに考えていくことが、実力を急速に引き上げるのではないかと思っている。


たとえば、先日の「左ききのための解答用紙作成術」。これは「自分が左利きであることで合格の可能性が下がるならそれをツブす」と考えて実行したものだ。

他にも、「自分はポカミスで落ちる可能性がある」と判断したので、「ポカミス供養所」を作ってリストアップし、他の受験生の方の協力も仰いだ。「手や頭をケガして受験できなくなるのはイヤだ」と思ったので、このようにリスク回避をした。また、自分は本番で緊張しやすく、パニックになる可能性があると踏んだので「絶望君対策メソッド」を作って備えた。そんなふうに、「自分を不合格にさせる可能性のあるもの」は一つ一つツブしていった。

たぶん、当時のブログを読まれた方の中には「そこまでやるのか」と思われた方もいらっしゃると思うが、そこまでやるのである。絶対に合格したかったから、上記のようなラジカルなスタンスを貫いたのである(もちろん、ここまでやらなくても合格してしまう優秀な人も多い。自分は優秀じゃなかったから、そこまでやったということです)。


どうだろう。これから受験をされる皆さんは、「自分が不合格になるとしたらどんな理由によるか」を列挙したらどのような内容になるだろうか。それも「読解力がない」「文章力がない」といった抽象的なレベルではなく、たとえば上記の「左利き」「ポカミス」「ケガ」「パニック」といったくらいには具体的な粒度で。

コンサルティングなどのプロジェクトにおいても「課題リスト」というのをExcelで作り、プロジェクトを阻害する要因を列挙しては、一つ一つツブして進んでいく。ぜひ参考にしてみてください。


(参考:課題リストのフォーマットおよび使用例)

【No.】:01
【分類】:財務事例
【課題】:財務でポカミスを事例ごとに1〜2回はやらかしており、10点前後は損失しているため、このミスを削減する必要がある。
【対応策】:これまでに発生したポカミスを洗い出してリストを作り、演習や本番前に目を通すようにする
【優先度】:高
【対応期限】:9/30
【ステータス】:対応中
【備考】:自分がやったポカミスだけでは足りないので、他の受験生がどんなポカミスをしていたかブログで収集する

教材がない状況で勉強する方法


電車の中でテキストを読んで勉強することがあると思うが、満員電車でテキストを開ける状況にない場合、あるいはテキストを忘れてしまったとかで持っていない場合、どうしたらよいだろうか?

他にやることがあればいいけど、それもない場合、ただボーッとしているのはもったいない。

ご存知の方も多いかも知れないが、大前研一氏はコンサルタントになった頃こういうトレーニングを積んでいたという。


ー崙發旅告に注目する
■韻弔鯀び「この企業をコンサルするとしたらどうするか」考える
しかも延々と考えるのではなく、駅に着く数分間で1つの答えを出すようにする


これを真似る場合、特には重要だと思う。延々と深く考えることも大切だけど、本試験も時間制限がある以上、「一定の時間内に答えを出す」作業には慣れておいたほうがいいと思う。

また、「コンサルするとしたらどうするか」ではテーマが大きすぎる場合は、診断士試験に合うように切り口を変えてもいいと思う。一例をあげると、

・この企業のSWOTはどうか
・この業界に起きている環境変化はどのようなものか
・この企業の戦略(全体戦略、事業戦略、マーケ戦略、プロモ戦略)はどのようなものか
・この広告のターゲットはどんな基準で分類されたどんな顧客か
・この商品のベネフィットは何か

…こんな感じかな。

また、こういうトレーニングは当然、電車内に限定されなくなる。車でラジオを聴いているとき、街中でキャンペーンを目にしたとき。TVや雑誌で広告を目にしたとき。利用シーンはいろいろある。

戦略策定の全体的なプロセスにイマイチ慣れておらず、事例演習なんかの理解がどうしても断片的になってしまうという方には、こんなトレーニングどうでしょう?とオススメしてみます。

12>|next>>
pagetop