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事例から学ぶ人生(前編)


※過去問H16(組織事例)のネタバレを含みますので、まだ解いたことのない方はご注意ください。




2次試験の過去問の中でもっとも印象に残っている事例は? と聞かれたら、ボクはH16の組織事例(印刷業)を挙げると思う。


もともと組織事例は、その難易度の高さなどから印象に残りやすいけれど、特にH16はいろいろと考えさせられるものがあった。

この企業の大きな問題点は、「何もしていなかったこと」であった。

「何か間違ったことをやっていた」

のではなく、あくまで組織の現状維持体質が災いして

「何もしていなかった」

ことが大きな問題点なのであった。


「うーん、見つからないなあ…グラフにも特に変化はないし…」と思っていたが、そのグラフは「3年間変わっていない」と解釈するのではなく、「3年間何もしていない」と解釈すべきだったのだ。

そんな感じで、与件から何か間違った部分はないかと探そうとしても見つからないのだけど、そもそも「何もしてない」のだから見つかるわけがない。自分には、ものすごいワナだと感じられた。


本試験の難しさ、恐ろしさを最初に思い知った瞬間だった。本試験の設問は、与件の内容を編集すれば解答が書ける設問ばかりなのではなく、このように与件の内容から一歩踏み込んで(しかも飛躍せずに)、与件に書かれていない新しい事実を見抜かなければならない設問もあるんだと思い知った(H15の「FC本部依存体質」も同様のタイプだと思っている)。本番で自分にそれが見抜けるだろうか? とすごく不安になった。

(ちなみに、それについて作問者の立場になって考えてみようとする試みとして作ったのが「プチ事例演習」だった。あの演習も、「業績悪化を外部環境のせいにする企業体質」という、「与件に書かれていない新しい事実を見抜く」タイプの問題だった)


したがって、そういった事実を見抜けるようになろうと、時間をかけて試行錯誤してきた。本番までにそういった対応力が十分についたとは思わないけれど、幸か不幸か、今年の本番ではそういったタイプの難問はほとんど出ていなかったと思う(自分が気づいていないだけかも知れないけど)。


(続く)

雑感 本年度の組織事例


今日は口述試験のドキュメンタリーをドラマティックに書こうと思っていた。

…のだけど、問われた内容も想定の範囲内で、思いのほかあっけなく終わってしまい、書くことがあまりない。

なので、今回は、2次筆記の組織事例について、自分が考えていたことを記してみる。まあ、別に人と変わったことを考えたわけではないけど。憶測もいろいろ入ってます。


【80分間の解答方針】
・15分ほど経過した時点で「めちゃムズ」と判断

・以下の方法で40点とって足切り回避を最優先、勝負は事例2以降でかけようと判断。
 
 〇匆饉劼龍み&弱みの設問で20点

 高齢者再雇用のデメリットの設問で5点

 「地域単位の部署と商品単位の部署が混在」していることの指摘で5点

 ぁ崟鑪に組織が追いついていない」ことの指摘(※)で5点

 ァ屮魁璽妊ネート」「ファインケミカル」「廉価品」「独自の人材育成」など、明らかに怪しい言葉は解答用紙にちりばめておけばどこかで5点くらい引っかかるはずだという期待(っていうか、引っかからなくてもこの難易度で40点未満の足切りはないだろうと期待)。

※「戦略に組織が追いついていない」は事例演習ではよくあったテーマ。今回は新しいビジネスモデルの構築が示されていたので、「それに対応できる組織になっていない」ことが問題である可能性が高いと判断した。



【採点について】

・もし解答が1つしかないとして、それで採点をしたらほとんどの受験生が足切りになってしまうと思われるので、

.殴燭鬚呂せている(例:全員に無条件で+30点)
∧眠鬚梁減漾蔑磧Щ業部制が正解だが、マトリックスでも可)
採点を甘くしている(例:文章が論理性に乏しくても、キーワードさえ入っていれば加点)


といった操作をしているのではないかと思う(もちろんすべて憶測)。

したがって、TACの解説会では「事例1では35点くらい取っておければ…」という話をされていたのに対し、評価がA(60点以上)やB(50点以上)だった方が多いけど、これはTACの見積りミスではなくて、そういった得点操作の結果だったのかなと思っている。やっぱ、この事例がテニススクールの事例より簡単とは、どうしても思いにくいです。

したがって、来年同じような難易度の問題だったとしたら、

〆2鵑らいの対応をして、ダンゴ集団の中に生き残り、事例2以降で勝負をかける 
対応力を今以上につけておいて、ダンゴ集団から数歩リードして乗り切り、そのまま逃げ切る(今回、自分は結果オーライでこっちだったもよう)

といった作戦のどちらかを選ぶことになるのではないかと思います。


ちなみに、もし難易度が高い場合に「別解」が設定されるとした場合。例えば事業部制でとマトリックスのどちらでも結局OKという採点がなされていた場合、本番でその二者択一の判断に時間をかけすぎるのは得策ではないということになる。どちらでも正解になるのであれば、自分で妥当だと考えるほうを早めに決断し、他の部分に時間をかけたほうがよい、ということになる。


【組織風土の病について】

ボクは組織事例では最初に「組織風土の病」を探すことにしていた。過去問で言えば「現状維持志向」とか「FC本部依存体質」など、どこかに「困ったチャンな社員(あるいは経営者)はいないか」をチェックするようにしていた。

しかし、本事例では(親会社の影響や高齢化など懸念はあったものの)致命的に大きな病は見つからなかった。もう「○○○志向」「○○○体質」みたいな組織風土病ネタはもうネタ切れなのかなぁ?



以上、冒頭に述べたように、かなーり憶測の入った私見です。「事実」と「意見」はきちんと見極めた上で、ご参考になさっていただければ幸いです。

再現解答・組織事例編 「まずは低空飛行」


公開してみます。やはり普段の文章と違って、あまり推敲されていない文章を見せるのは恥ずかしいものがありますが。また、内容もアレですが、ところどころ指定文字数を超えています。かなりうろおぼえなので…。


1.A社にとって、子会社であることの強み、弱み
「/堂饉劼箸亮莪により売上の確保ができ、経営が安定しやすいこと。⊃堂饉劼僚仍馮耄┐高いため、株主対策を立てやすいこと。⊃堂饉劼廼叛咾鮖弔靴真雄爐粒容世覆鼻経営資源の供給を受けやすいことである。」

「\鑪等が、親会社の経営方針等に影響されやすいこと。⊃堂饉劼悗稜枸犬里燭瓠給与などの設定に上限ができること。⊃堂饉劼らの人材受入れにより、プロパー社員の昇進や中途採用など人事上の制約ができること。」

配点30点なので、ここで20点くらい取れれば足切りは回避しやすくなる、と思ってやや安心。「株主対策云々」は苦し紛れ。「株主対策を立てやすく、本業に専念できる」とかにすればよかったかも。


2-1.海外営業拠点の発展的活用
「人材育成の機会として活用する。行動力や挑戦意欲のある若手を起用し、海外市場拡大の業務を通して育成を図る。また、情報収集の拠点として活用する。先端技術や廉価品等についての情報を収集し、競争力を強化する。」

2-2.親会社の動きに対する事業展開
「ー要が伸びつつあるファインケミカル品や環境化学品の営業に注力する。また、顧客動向をいち早く察知し、原材料のコーディネート提案を行う事業のより一層の強化を図ることで、親会社に対応する。」

はい来ました絶望君。設問1は、与件で使っていなかった「独自の人材育成」に対応。設問2はあまりゆっくり考えられず、与件からほとんど丸写し。屈辱。


3-1.現在の組織のデメリット
「地域単位の部署と商品単位の部署が混在しており、同時の複数の商品を顧客に提案できる体制になっていない。そのため、原材料のコーディネート提案という新しい事業の展開に支障を来たすデメリットがある。」

3-2.今後望ましい組織
「顧客に対して複数の商品を一括して提案できる組織が望ましい。具体的には、商品と地域の2つの軸で横断的に組織を再編成すること等が考えられる。また、顧客としての本社に専門で迅速に対応する部署を設置し、機動的に営業を展開する。」

「本社に専門で…」は字数が余ったので思いつき。


4.高年齢者再雇用制度のデメリット
「(振冉齢が上昇し、組織の活性化に支障を来たす。⊃遊鑒颪増加する。9眷齢者は新しい技術や商品の知識を十分に持っていないと考えられ、新市場の開拓や事業展開において戦力としての活躍が期待しにくい。」


やっぱあんまりいい内容じゃないデス。

実は、個人的には最も苦手なのが組織事例。TAC演習でもずっと40点前後で低位安定しており、なかなか50点の壁を超えられないままだった。なので組織事例を無難に終えることが本日1番の課題だった。

今回も、低位安定かなという手ごたえを持ちつつ、「少なくとも足切りはされていないはず」「絶望君設問は他の受験生もできていないはず」と前向きにとらえ、この時間は終了。

不安を抱きつつも、まだ望みはあるはず、という気持ちでマーケ事例へ突入。

つづく。

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